子安駅自体ホームが左にカーブしていました。そのカーブのまま次の神奈川新町駅に向かいます。新町検車区(車両基地)があるので既に側線がたくさん伸びてきています。子安駅~神奈川新町駅間の上り線は複線です。

神奈川新町駅は島式ホーム2面4線。子安駅で上り線の緩急接続が可能ですが、神奈川新町駅も上下線で緩急接続ができます。実際に下り普通電車は神奈川新町駅で優等列車を先に行かせるためにしばらく停まりました。神奈川新町駅から先はしばらく直線が続きます。普通電車は一番左の1番線に入ります。

ここから【駅ぶら】のカットになります。神奈川新町駅はバリアフリー化が予定されています。

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上りホームの品川方面です。

駅名標。1915年(大正4年)新町駅として開業。新町という駅名は東海道五十三次の日本橋から三つ目の神奈川宿の新町に由来しています。1927年(昭和2年)には神奈川新町駅に改称。1978年(昭和53年)上りホームを12両編成対応に延長。※撮影が2020年3月14日の駅名改称前なので隣駅が旧駅名仲木戸になっています

神奈川新町駅は、運転上の拠点駅で車両の入換が多く、また乗員交替も行われていました。それで駅名標の下を通った運転士さんが写っています。

気合いで痛む膝を引き上げながら改札口まで到達しました。

中央改札口です。

駅出入口正面。壁に大きなものが貼ってあります。

この中央駅舎とホームへの連絡通路を改築して付近一帯を含む新たな駅ビルを建設する計画が「開発事業のお知らせ」という看板で掲出されていました。着工2017年(平成29年)、完了予定2024年(平成36年)という内容ですが、着工していないですよね。進展が気になります。

その横に「神奈川宿歴史の道」が立てられていました。内容は、神奈川宿が東海道五十三次で三番目の宿場で神奈川県や神奈川区の名称の由来であること。安政元年(1854年)神奈川条約締結の舞台であり、四年後の日米修好通商条約で神奈川湊(みなと)が開港とされたのです。開港当時、本覚寺がアメリカ領事館、長延寺がオランダ領事館になりました。

踏切が閉まりました。上りホームが12両編成対応なので長いのが分かります。

踏切を渡って西口側に行きます。この大きな建物は、京急電鉄の鉄道乗務員育成所(運転車両部運転課育成センター)・営業センターが入っています。

【駅ぶら03】京浜急行41 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)