トップ画像は、一国坂の反対側から見下ろしたJR横須賀線横須賀駅。その向こうを本町山中有料道路、さらに海上自衛隊横須賀地方総監部と逸見岸壁なども見えます。マジで眺望絶佳です。

さて、逸見駅周辺の【駅ぶら】をするに当たって旧浦賀道をたどりたいと考えて地図を調べたのですが、塚山公園の時と同じく、まともな道案内が見つからないのです。逆にJR横須賀線の横須賀駅近くから一国坂を登って浦賀道に通じている道の方が格段に分かり易いのです。

それで2月22日、土曜日の朝食後、天気が良いので思い立って横須賀駅に行きました。先日はこのタクシー乗り場から安針塚まで乗りました。

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県道25号線を横須賀中央方面に少し歩きます。

右側にある旅館一国屋横の路地に入ります。一国屋(いちこくや)は明治20年(1887年)開業という歴史がある旅籠、海軍カレーが名物とのこと。

路地は、横須賀線と横須賀街道に当たって行き止まりになります。横須賀線の向こうに横須賀街道のトンネルがあって、その上に見える白柵の階段が一国坂です。一国屋裏の九十九折りの坂ということです。昔はさぞかし難所だったでしょうね。今は階段になっていますが、観たダケで膝が疼きます。

まずは横須賀街道に階段で上がります。

横須賀隧道を越える右の階段、赤い文字で「禁止」と表示されているのが見えたのです。赤い○の部分です。何を「禁止」しているのかは、今でも不明です。

それで、空いているのをコレ幸いに横須賀街道の反対側に渡りました。しかし、見上げて思います。あの白柵の階段を上まで登るのか・・・。

諦めてゆっくり登り始めました。

休み休み、ここまで登りました。途中には椅子が置いてあって休憩できる様になっています。お年寄りにはキツいでしょう。そー言う筆者も爺ですけど。

一国坂のほぼ頂上まで来ました。茶色いビルが旅館の一国屋です。その向こうに横須賀港が見えます。潜水艦も見えました。左奥のクレーンの下辺りにはアメリカの原子力空母”ロナルド・レーガン”が停泊しているはずです。

横須賀街道もずいぶん下の方になりました。正面には低い茶色のダイエーと白いイーオンが見えます。

この石段を登れば頂上です。ここから浦賀道をたどって逸見駅方面に行きます。

石段の横にあったお宅。正に一国坂の上の家です。しかし、建材など、どう考えても人力でしか搬入できない場所です。余計なお世話ですけど、建築コストが平場の何割増しになるのでしょうか。崖の上なので高所恐怖症気味の筆者の場合、暮らしたら情緒不安定になりそうです。

石段の頂上まで来ました。膝は限界です。もう階段は無い、と信じます。(笑)

小径の突き当たり、右を見ると海が見えました。行ってみます、

わを! 金沢八景の方まで見えています。

トップ画像は、ここからの眺望です。次回は眺望をたっぷりご覧いただきます。

【駅ぶら03】京浜急行84 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)