【駅名 02】魅力的な駅 久大本線/日田彦山線 夜明
全く難読ではありませんが、印象に強く残る駅名です。夜明。
時刻表の路線図でこの駅名を見てから、長い間行ってみたいと憧れていました。駅の所在地は大分県日田市大字夜明。駅が出来た1937年(昭和12年)頃は日田郡夜明村だったのです。元は焼畑開墾地だったので夜焼(よやけ)だったそうです。
2010年まで古い木造駅舎があったのですが残念ながら筆者が訪れた時には新しい駅舎になっていました。(写真は2015年8月撮影)最初に訪れたのが2014年12月だったので駅舎は改築後でした。
駅名に惹かれてわざわざ乗り継ぎ待ちをして長い時間、駅で過ごしました。盛夏だったので喉が乾き、自販機を探しました。駅から階段を降りて車が凄いスピードでビュンビュン通る国道(386号)を百メートル程歩いた所にありました。
久大本線は筑後川(近辺の拡大地図では三隈川)に沿っていて夜明大橋が見えます。
駅には夜明の鐘というものがあります。古くは貨物ヤードなどの職員合図に用いられた鐘などをこの様に転用している例が多いのですが、この鐘はどうだったかしら。
背後に夜明大橋が見えています。
この駅は久大本線を所属線としています。日田彦山線も乗り入れています。写真の右の方に分かれてゆくのが日田彦山線の小倉方面、左に分かれて行くのは久大本線久留米方面。
久大本線の列車、日田行のJR九州キハ200系気動車。
同じく久大本線、久留米に向かうJR九州125形気動車。
写真を見ていても、あの風の薫りをもう一度呼吸したくなります。閑かで良い陽射しの場所です。また行きたいな。
夜明駅には、こんなシンボルマークがありました。
(写真・記事/住田至朗)