トップ画像は、京急6駅の駅名改称後に改めて駅を訪問した日(2020年3月25日)に旧産業道路駅/現・大師橋駅の小島新田駅側で大師線が地上に上って水平に走り出した場面のカットです。地下化から1年以上経っていますが、まだまだ工事完了には時間が少しかかりそうな雰囲気でした。

既出ですがもう一度新しい駅名標。大師橋駅は地下なので駅名標は透過型で後に照明が入って居ます。ちょっとコンデジには不得意課目なのです。ちゃんと【旧駅名産業道路】と記載されています。

大師橋駅、地上に上がった構内通路から、残る地上軌道の下、工事が進んでいる様子です。やはり駅を作っているのでしょうか。

改札口を出ました。新しい駅名が掲げられています。この部分だけで言えば、単なる看板の架け替えですけど。

少しカメラを持って下がりました。

産業道路を渡る歩道橋から撮ります。これは低いポジション。

通路まで上がった高さです。構内の工事エリアが意外に広いのが分かります。

産業道路のフェンスから小島新田駅方面を見ています。コラムでも書いた「かつての踏切」に行ってみることにします。

大師線の南側の道路を小島新田駅の方、東に向かって歩きます。振り返って産業道路越しに大師橋駅が見えます。駅舎が何だか建売住宅っぽいですよね。

これが地下化工事の時に単線で通過した元の踏切です。線路が残っています。

踏切から産業道路方向を見ています。

これがコラムに書いた鉄骨を組んだ櫓。

フェンスの目が粗いのでコンデジのレンズが入っちゃいます。残っている地上軌道が突然切れて、その下、地下から上ってくる大師線の複線が見えました。

望遠レンズでアップにすると、正に前面展望で上ってきた左カーブの部分です。

踏切から大師線南側の道路をさらに進むとフェンスになっている部分がありました。左に勾配標が見えます。トンネルから34.60パーミルの急勾配を上って、右は「L=水平」になっています。トップ画像はこの場所で撮った写真です。

全体を覆っている塀に工事のスケジュールが貼ってありました。線路が見えるのは限られた部分なのです。

筆者が気になったのは「浸水防止壁欠損部の構築を行っています」という写真。以前、空港線の地下化部分の場所で見た「地下への浸水を防ぐ扉のある装置」が「浸水防止壁」に設置されるのでしょうか。工事が完了した頃、また見にきたいと思います。

地下化工事の現場を少しでも見ることができたので良かったと思います。

では 終点の小島新田駅に向かいます。【駅ぶら03】京浜急行138 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)