長野電鉄1000系

前回、1999年(平成11年)4月に撮影した長野電鉄2000系の特急車両を紹介したが、新しい特急車両を撮影してきた。

トップ画像は老朽化した2000系を置き換えるために2005年に長野電鉄にやってきた1000系電車。見ればすぐにわかる様に、元は小田急ロマンスカー10000形「HiSE」だ。小田急から無償譲渡された。長野電鉄は2006年から2編成を運用している。愛称は「ゆけむり」。信濃竹原駅で撮影。

10000形「HiSE」は連接台車なので小田急時代は11両に12台車だったが、長野電鉄では短編成化され1編成は4両。それに対し台車が5つ(一般的なボギー車なら台車は8つ)。4両編成だが連接台車なのでボギー車ならば3両分の全長になる。

長野電鉄2100系電車。これも元JR東日本の253系だと一目瞭然で分かる。E1とE2の2編成が運行している。オリジナルに近い状態だが、前面貫通扉が無くなり、写真はE2編成なので側面が赤白のツートンカラーに変更されている。信州中野駅で撮影。
長野電鉄2100系

車両側面には「snow monkey」のロゴが描かれている。小布施駅で撮影。
長野電鉄2100系

こちらは須坂駅車両基地に居たE1編成をすれ違った瞬間、咄嗟に撮ったもの。辛うじてJR時代のオリジナル塗装が分かる。
長野電鉄2100系

新旧特急車両が並ぶ。小布施駅構内にある「ながでん電車の広場」に2000系が展示されている横に2100系が入線してきたところだ。
長野電鉄2100系

長野電鉄は特急料金が100円と安い。少ない出費で豪華な車両に乗ってゆっくり寛げるからオススメだ。

ここ数年、雪が少ないと長野電鉄の人が言っていた。地元住民は楽ができて良いのだけれど、観光的にはマイナスなのだそうです。

(写真・記事/住田至朗)