三浦海岸駅から久里浜線は再び単線になって2.2kmで三崎口駅です。トップ画像は三崎口駅、相対式ホーム2面2線で手前の油壺側は堀割になっています。

筆者が降り立ったのは2番ホーム。

コロナ・ウィルスのこともあるので平日の10時過ぎ、空いている時間を狙って来ました。目論み通り乗って来たお客さんは最少でした。撮影は2020年3月12日です。

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終端部には車止めがあります。線路は国道134号線の跨線橋をくぐった先まで伸びています。かつて久里浜線を油壺方面まで延伸される計画があった名残です。経路に首都圏で唯一の完結した流域生態系「小網代の森」があることなどを考慮した結果の延伸凍結です。1997年(平成9年)神奈川県が緑地を買収、京浜急行も協力して散策路が整備されています。

駅名標。1975年(昭和50年)開業。三浦市の中心街三崎は4kmほど離れています。国道134号線沿いにバスターミナルを設け、暫定的な連絡駅として設置されました。三崎への入口ということで命名された駅名です。2011年(平成23年)駅舎が改築されました。

階上の改札口に上る階段には「三浦半島にようこそ」と描かれています。右にはエスカレーター、奥にバリアフリーのエレベーターが設置されています。

階上の通路を改札口の方に進みます。

改札横に「えきめん茶屋」があります。改札外からのアクセスです。

改札口。自動改札機のチェック中です。余談ですが筆者が磁気式の自動改札を使ったのは大阪市営地下鉄(現・Osaka Metro)御堂筋線が最初だった様な記憶があります。阪神電車か阪急電車だったかもしれません。いずれにしても大学生だった1970年代中頃でした。首都圏で自動改札が一般化するよりも早かった印象が残っています。

改札口の横に「えきめん茶屋」があります。この日は入らなかったので一般の「えきめんや」とどの様に異なっているのかは不明です。

駅前バスロータリーから駅舎を撮りました。観光客がほとんどいないので駅前はガランとしています。

この後、京急バスで油壺マリンパークに向かったのですが、二階建て天井オープンの「オープントップバス」が停まっていました。京急2100形電車をイメージしたデザインです。定員42名、二階席のみというバスです。一階席(シートはありますが主に手荷物置き場)はどうなっているのか見てくれば良かったかな。※コロナ・ウィルスで2020年4月現在運休しています。

油壺京急マリンパーク行のバスが来ました。乗客は筆者を入れて三人でした。

では油壺に向かいます。筆者が小学校低学年の時に亡父の会社・社員旅行(日帰り・バスツアー)で連れて来てもらったのですが、全く記憶に残っていません。城ヶ島に行ったと思うのですが、油壺という地名だけを、鮮明に覚えているのです。

【駅ぶら03】京浜急行155 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)