※2019年4月撮影

トップ画像は、2019年4月男鹿線にEV-E801系に乗りに行った時、秋田総合車両センターから「試運転」をつけて出てきたキハ40-528五能線色。塗装がキレイなので全般検査後の試運転かな。前照灯と片方の尾灯が点いているけど?

青春18きっぷ鉄道旅vol.7、2日目、朝姫路駅から姫新線で津山駅まで来ました。キハ120-328に乗り換えて90分ほどで新見駅に到着。ここで芸備線乗り継ぎ待ちが74分あります。長い? いえいえ、芸備線備後落合行は、朝5時台、13時(これに乗ります)、18時台の3本だけなのです。13時に乗り損ねたら5時間待ちですから。

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※2012年12月撮影

駅前の「味の庄 伯備」で「備中 お祭り寿し」を仕入れました。正に中国山脈のまん中ですが「鯖の丸太寿し」、これが日本酒とメッチャ合うのです。今夜の夕餉は決まり。値段は1500円くらいだったと思います。後ほど登場します。

さて、ローカル線で最も好きな路線を挙げろと言われれば、筆者は、何と言ってもまず芸備線です。深山幽谷というほど険しい山々ではないのですが、中国山地の真ん中を東西に走っていて、日本の里山の原風景という気がするのです。

※2012年12月撮影

さらに制限速度15km/hという自転車よりも遅い区間が頻出します。

※2012年12月撮影

2020年3月東城駅~備後八幡駅間の軌道内に土砂が流れ込んで新見発備後落合行列車がこれに乗り上げ脱線・横転。東城駅~備後落合駅間が不通になっています。5月には復旧予定です。

道後山駅は、駅の西側に元スキー場のスロープが見えます。かつては冬期間臨時に有人駅になるほどスキーヤーが訪れたそうです。今はほとんど利用者はいません。良い感じの木造駅舎があります。道後山駅から備後落合駅までは高低差が160mもあって、25パーミルの急勾配を下ってゆきます。備後落合駅まで直線距離は3kmほどですがこの区間が作られた1936年(昭和11年)には長大トンネルを掘る技術が無かったため山すそを大回りして駅間は6.8kmもあります。

※2012年12月撮影

83分で備後落合駅に到着、新見駅から51km(営業キロ)なので表定速度は、約37km/hでした。右が新見から乗って来たキハ120-330、左が三次に向かうキハ120-333。15分の乗り継ぎ待ちです。残念ながら2010年のクリスマス・イヴの運転士さんではありませんでした。あれから2年経っていますからね。

※2012年12月撮影

備後落合駅を出ました。また、制限速度15km/hの標識。しかも325mも続きます。手前で減速し速度制限区間通過後に再加速するので通過に3分くらいかかります。こんな箇所がかなりの数あります。

※2012年12月撮影

ノロノロと行きます。

(写真・記事/住田至朗)