「南九州鉄道プロジェクト」発足 水産会社が旗振りローカル線の活性化を図る

2020.06.18

指宿のたまて箱 画像:Pixta

鹿児島県枕崎市に本社を置く中原水産株式会社は、2020(令和2)年6月17日(水)、「南九州鉄道プロジェクト」を立ち上げたと発表した。

同社はかつお節加工品の販売を主とする水産会社。JR九州・指宿枕崎線の活性化を目的として民間企業主体で結成した「夢たまプロジェクト実行委員会」の立ち上げや、D&S列車「指宿のたまて箱」「A列車で行こう」「はやとの風」の貸し切り誘致に関わってきた。「ワイン列車」「焼酎列車」「七夕列車」などの10本のイベント列車の企画運営にも携わり、一民間企業としてローカル線の活性化に取り組んでいる。

「南九州鉄道プロジェクト」では南九州(宮崎、熊本、鹿児島)エリアにおいて、地方鉄道路線の価値向上に携わり、地域の魅力向上に繋がる取り組みを実施する。主な活動内容としては、ローカル線を活用したイベント列車や地域密着型の体験・観光コンテンツの企画・運営・コンサルティング、地域の情報発信、支援者とのネットワークづくりなどがあげられる。ローカル線の採算性向上や公共交通を活用した地域の魅力向上など、平たく言えば鉄道を中心とする地方創生が目的だ。

プロジェクトでは手始めとして南九州鉄道研究会(南鉄研)を開催する。南九州エリアで現在、鉄道路線活用に取り組む民間団体や個人との横の連携を作り、情報共有・課題解決のネットワークづくりに取り組む。初回開催は6月27日(土)、当面はZoomを使用するという。

指宿枕崎線の指宿~枕崎間は、JR九州が本年5月27日に発表した「路線別・区間別平均通過人員が2000人/日未満の線区」の一つ。平均通過人員はJR九州が発足した1987年の942人から291人に落ち込んでおり、営業収益4,300万円に対して営業費は4億4,800万円という赤字路線である。

鉄道チャンネル編集部


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