※2014年12月撮影

トップ画像は、初めて車窓から鹿児島湾越しに桜島を見ました。しかし、JR九州さんのご尽力で電線をどうにかできないモンでしょうか? 地下化するとか・・・。とにかくせっかくの車窓が電線でだいなしです。

日豊線加治木駅。列車交換です。1901年(明治34年)開業の古い駅です。

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※2014年12月撮影

下りホーム1番線に鹿児島中央行は停まっています。不思議なホームの構造で、右の島式ホーム、2番線はありません。上りホーム3番線が柵の向こう側にあります。

※2014年12月撮影

宮崎方面を見ると島式ホームの向こう側に線路が分岐しています。

※2014年12月撮影

全くの余談ですが、カジキという魚はしばしば「カジキマグロ」と呼ばれて店頭に並んでいたりしますが、マグロ(スズキ目サバ科)とは全く別種の「スズキ目カジキ亜目」の大型魚です。マグロと近似して大型で肉質・食感・色合いも似ていることから混同されている様です。筆者もマグロの一種だと勘違いしていました。

重富駅を過ぎると車窓に鹿児島湾と桜島が広がります。初めて見たときは感動しました。しかもこの辺りには邪魔な電線がありません。

※2014年12月撮影

竜ヶ水駅。1993年(平成5年)の豪雨で、鹿児島中央駅(当時は西鹿児島駅)行の普通列車(キハ200-1007)が竜ヶ水駅に停車中、鹿児島方面も国分方面も共に土砂崩れで通行不能になり、運転士が土石流を察知して自らの判断で崩れそうな箇所に車両を駐め乗客を退避させました。

車両を堤防代わりに用いたのです。結果、乗務員の指示に従わず車内に残った乗客3人が死亡しましたが、多くの乗客は無事でした。駅前の山肌にあった家屋の多くがこの土石流で壊滅的な被害を受け住民の大半が移転、駅利用者は激減しました。

※2014年12月撮影

竜ヶ水駅を出発してもしばらくは桜島が見えます。本当に電線が残念ですね。

※2014年12月撮影

15時14分に鹿児島中央駅に着きました。指宿枕崎線枕崎行まで47分あります。先に途中までの喜入行が出ます。JR九州キハ200系気動車はイエローです。

※2014年12月撮影

16時1分の枕崎行は、ラッキーなことにキハ40の2両編成でした。車中で日が暮れるので一献しようと酒とツマミを仕入れていて写真が撮れませんでした。しかも、喜入駅までは凄く込んでいました。指宿を過ぎたら車内はガラガラになりました。

鹿児島中央駅から56.7km。西大山駅辺りでそろそろ日が暮れてきました。

※2014年12月撮影

沖縄にモノレールが開業したため「日本最南端の駅」から「JR日本最南端の駅」に換わりました。

※2014年12月撮影

開聞岳も夕暮れでシルエットです。

※2014年12月撮影

枕崎駅までもうすぐです。今夜は枕崎に泊まります。明日の朝には開聞岳は見えるかな。

※筆者は既にコラムなどで青春18きっぷ鉄道旅の写真を度々使用しています。重複していますが、御容赦ください。

※価格などは2014年当時のものです。

(写真・文/住田至朗)