※2015年8月撮影

トップ画像は、益田駅構内でようやく出会ったキハ40-2004、しかも広島色が嬉しい。

益田行は、温泉津(ゆのつ)駅に停車。ここも難読駅名ですね。温泉津温泉(ゆのつおんせん 回文みたいです)は、世界遺産「石見銀山遺跡とその文化的景観」に登録されています。1918年(大正7年)開業。2004年(平成16年)に新しい駅舎が完成していますが、この駅舎が木造風で屋根瓦が美しい、シックな駅舎なのです。新築駅舎のお手本にして欲しいものです。・・・と言いながら駅舎の写真がない、申し訳ないです。近々、まとめて駅舎を撮影したいと計画しています。

※2015年8月撮影

こちらは浅利駅、この駅の駅舎も屋根瓦が美しい。1918年(大正7年)開業時のオリジナルか否かは分かりません。しかし分かるのは、現在に比べて「鉄道駅の価値が格段に高かった」というコトです。無人駅ですが、かつての駅事務スペースを地元の銀行さんが活用しています。

※2015年8月撮影

浅利駅を過ぎると江の川を渡ります。上流側に国道9号線(バイパス)の鉄橋が見えます。この頃は廃止される前の三江線が右側の河岸を走っていました。

※2015年8月撮影

山陰本線江の川橋梁、松江側はトラスの無いガーター橋なので上の写真を撮影できました。前面ガラスの枠が写り込んでいます。御容赦ください。

※2015年8月撮影

※オリジナル写真が縦なので加工してあります

波子(はし)駅。ついつい「なみこ」と読んでしまいそうです。駅所在地が島根県江津市波子町。1921年(大正10年)開業。

※2015年8月撮影

浜田駅。下り益田行は単式1番線ホームに停まりました。3番線に上り列車がいます。列車交換です。1921年(大正10年)開業。2017年(平成29年)いったん廃止された区間を電化し再開業した可部線が、元々は今福線という名称で浜田駅まで敷かれる予定でした。しかし中国山地を縦断するスゴイ計画です。人口希薄地帯なので流石に無理だった様です。

※2015年8月撮影

周布駅。この駅の木造駅舎も撮影に行きます。1922年(大正11年)開業。駅の元になった周布村は、1940年(昭和15年)那賀郡浜田町・石見村・長浜村・美川村と合併。浜田市(一次)の発足で周布村は消滅。駅の東側に周布地区が残っています。

※2015年8月撮影

ここから益田駅の手前で海岸から離れるまで約30分間ですが、たっぷり日本海の車窓が続きます。海岸沿いに進む山陰本線と海の間に道路はありません。つまり鉄道でしか観ることのできない眺めです。この区間、個人的に山陰本線のハイライトの一つに数えたいと思っています。ふだんは太平洋しか目にする機会が無いので日本海に見とれています。

※2015年8月撮影

少しずつ太陽が低くなってきました。

※2015年8月撮影

まだ日没までは時間があります。

※2015年8月撮影

山陰本線の線路の向きによって光が変わり日本海の色も変化します。

※2015年8月撮影

小さな半島部に入ります。

※2015年8月撮影

次回も日本海の絶景を少しダケ続けます。

※筆者は既にコラムなどで青春18きっぷ鉄道旅の写真を度々使用しています。重複していますが、御容赦ください。

※価格、駅などは2015年当時のものです。

(写真・文/住田至朗)