C11 325イメージ 出典:Pixta

東武鉄道は7月20日、真岡鉄道で運行していたSL C11形325号機(1946年製造)を譲受すると発表した。

同社は2017年8月10日より東武鬼怒川線で約半世紀ぶりとなる蒸気機関車復活運転を実施しており、今回の譲受によりSLの複数機体制による安定した通年運行が可能となる見込みだ。

C11 325号機の導入に合わせ、JR東日本より譲受したディーゼル機関車(DE10 1109)とJR北海道より譲受した14系客車1両(スハフ14 501)の運用も始まる。土休日を中心に最大4往復8本全てSLで運行することも可能になるという。

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なお、日本鉄道保存協会から譲受したSLについては、2020年冬の復元を目指していたものの、修繕や新規に部品を作成する箇所が想定より多く、また新型コロナウイルスによる工程の遅れもあり、完成目途を2021年冬に延期する。

下今市SL機関庫はSL増備にともない新たに1番線を増築、SL2両に対応できる施設に改修したという。

鉄道チャンネル編集部