特急「あそぼーい!」の帰還、お出迎えも盛大に! 復活したJR豊肥本線の様子は

2020年8月8日(土)、熊本地震以来およそ4年4ヶ月ぶりに全線で運転を再開したJR豊肥本線。
土休日を中心に運転する特急「あそぼーい!」も熊本駅を出発し、復旧区間を通って阿蘇駅へ到着。同駅では地元のゆるキャラである「くまモン」「あか牛くん」のほか、阿蘇駅名誉駅長の「くろちゃん」、そして地元の方々が「あそぼーい!」を歓迎しました。

「あそぼーい!」は今後、土休日を中心に熊本~大分・別府間を1日1往復します。また本日から1ヶ月ほどの間は、家庭の廃油から生成される環境にやさしい「バイオディーゼル」を燃料の一部として使用するそうです。
SNS上では喜びの声が
新型コロナウイルスの流行や令和2年7月豪雨により大きな被害を受けた九州地方では、豊肥本線の再開は鉄道関係では久方ぶりの明るい話題と言えそうです。
SNS上でも阿蘇駅におけるお出迎えの様子や出発式の写真を投稿する人、一番列車に乗るファンのツイートなど、運転再開を祝福する声が数多く見受けられました。
JR九州の「その日まで、ともにがんばろう」プロジェクト公式アカウントも豊肥本線の全線開通を祝し、本日の写真や沿線の方々160名が出演するスペシャルムービーを紹介しています。
#熊本地震 から4年4ヶ月、本日、熊本〜大分の #豊肥本線 が全線開通しました‼️‼️‼️
長い道のりですが、熊本復興はまだこれから✨みなさん、これからも力を貸してください☺️たくさんのご声援本当にありがとうございます😭🙌🏻
沿線の方々160名が出演のスペシャルムービー💁♀️https://t.co/53qZ8o7YlA pic.twitter.com/BCVSK5huor— その日まで、ともにがんばろう【JR九州公式】 (@jrkyushu_sonohi) August 8, 2020
国民的人気マンガとのコラボレーションも!

豊肥本線の全線運転再開にあわせ、人気マンガとのコラボキャンペーンも始まりました。
人気マンガ家の尾田栄一郎さんは、実は熊本県出身。熊本地震からの復興のため、同県ではマンガ「ONE PIECE」と連携した復興プロジェクトを進めており、被災した各地に麦わらの一味が銅像を設置する「ヒノ国復興編」を展開しています。
この度の豊肥本線運行再開にあたり、JR九州協力のもと、フォトスポットパネルの設置や復興プロジェクトパネル展示(阿蘇駅)といったコラボ企画も実施。Twitterでは2021年1月11日まで、オリジナルグッズが当たるキャンペーンも行われます。
鉄道チャンネル編集部