激レア電気機関車やキハ20リバイバル塗装……静岡ローカル鉄道の旅、その鉄的な見どころは?<PR>
静岡を代表するローカル鉄道三社、遠州鉄道・天竜浜名湖鉄道・大井川鐵道を乗り継ぐツアーは、あの南田裕介さん(ホリプロマネージャー)、山本豊福さん(大井川鐵道名物広報)、大内学さん(JTB時刻表編集長)らがゲストとして同行するという鉄道ファン垂涎のプランです。
旅程も鉄道ファン目線で組まれており、1日目は遠州鉄道と天竜浜名湖鉄道、2日目は大井川鐵道に乗車し、静岡ローカル鉄道の凝縮された面白みをたっぷり味わえるものになっています。中には個人旅行ではめったにお目にかかれないようなものも……?
各日どんな「鉄道ファン目線での」見所があるのか、細かく紹介していきましょう。
【1日目朝の見所】国内で唯一稼働している英国製機関車
ツアー初日は遠州鉄道と天竜浜名湖鉄道に乗車します。まずは遠州鉄道の新浜松駅2番ホームからスタート、専用貸切列車に乗り込みます。
遠州鉄道西ヶ崎駅では機関車庫の見学が行程に組み込まれていますが、ここには1925年に英国で製造されたED282があるんですね。実は現在も稼働している英国製電気機関車はこれだけなんです。物凄く貴重な車両で、しかも夜間の保線工事などで使用されているものですから、昼間にその姿を見るのは滅多にありません。
その後は西鹿島駅で車庫・車両工場内を見学し、貸し切り列車内でのお弁当でランチタイムです。
【1日目昼の見所】リバイバル「キハ20」を貸切利用
ランチタイムの後にちょっと自由行動を挟み、お昼からは天竜浜名湖鉄道で「キハ20」らしき車両に乗車します。
実はこのキハ20……本物ではありません。車両自体は天竜浜名湖鉄道のTH2100形ですが、前身である国鉄二俣線の全線開通から満80年を迎えるということで、2020年の4月から「キハ20」リバイバルカラーに塗装し直して運行しているんです。運行終了日はまだ告知されていませんが、そのうち見られなくなるかもしれないこの車両、ぜひ今の内に乗っておきたいところ。
天竜二俣駅からは専用の貸切車両に乗車し、洗車機体験・転車台乗車体験もできるとのこと。鉄道イベントでたまに実施されているものですね。その後は扇形車庫へ向かい、車両の下回りを見学します。
遠州鉄道と天竜浜名湖鉄道の「濃ゆい」鉄分をしっかり補給したら、あとはホテルで眠るだけ。ふかふかのベッドで想い出に浸りましょう!
【2日目の見所】大井川鐵道を隅々まで堪能!
2日目は各自でホテルから大井川鐵道の金谷駅へ。
この大井川鐵道がまた濃ゆい。名物広報山本豊福さんからもがっつり解説があるかもしれませんが、実は大井川鐵道はSLだけでなく、南海の21000系や近鉄の16000系、東急7200系など、往年の名列車を買い込んで走らせているんです。それゆえ大井川鐵道は動く鉄道博物館と呼ばれることもあります。
ツアーでは金谷駅からこれらの名車たちに乗車し、千頭駅で南アルプスあぷとラインへ乗り換え、今度は井川駅へ向かいます。途中のアプトいちしろ駅では通常入場不可の市代車両検査場や鉄道産業遺産市代吊橋などを見学して回る時間がとられているようです。
さてここからが鉄道ファン的な見どころ。アプトいちしろ~長島ダムまではアプト式区間となっており、鉄道路線としては日本一急な勾配区間を行くのです。長島ダムを越えた先にある奥大井湖上駅の美しい景色とともに、大井川鐵道の醍醐味を味わってみてください。
【ツアー詳細】
https://jtb-entertainment.net/tour/2020/tetsutabi/
鉄道チャンネル編集部