赤胴車、UR武庫川団地へ!引継ぎ式と絵画コンクール表彰式レポート

2020.11.08

引継ぎ式の記念写真

2020年6月に引退した阪神電鉄「赤胴車」が独立行政法人都市再生機構(UR)に譲渡されます。そのセレモニー「赤胴車引継ぎ式」が10月31日に尼崎車庫で行われました。

URに引き渡される赤胴車。2020年6月に武庫川線から引退しました

譲渡される車両には、この日限りの「阪神電車→UR武庫川団地」という行き先表示が出ています。

「ありがとう」「よろしくね」の行き先表示がしゃれています

引継ぎ式ではまず、UR武庫川団地に住む子どもたちの代表に赤胴車のブレーキハンドルが贈呈されました。

ブレーキハンドルを受け取る代表は希望者が複数名いたため、じゃんけんで決めたそうです

続いて、武庫川団地の子どもたちに「赤胴車贈呈証明きっぷ」が贈呈されました。きっぷは1枚1枚にそれぞれの子どもの名前が入っています。子どもたちは名前を呼ばれると元気に「はい!」と返事をしてきっぷを受け取っていました。

名前入りの贈呈証明きっぷは子どもたちの宝物になりそう
贈呈されたブレーキハンドルは実際に赤胴車で使われていたものです

続いて行われたのは、絵画コンクール「ぼくとわたしの阪神電車」の大賞・準大賞の表彰式です。

大賞を受賞したのは大阪市の小学2年生の橋本英明(はしもとひであき)さん、準大賞を受賞したのは神戸市の小学5年生の藤本愛美里(ふじもとえみり)さんと、大阪市の小学1年生の新谷勇太(しんたにゆうた)さん。

左から橋本さん、藤本さん、新谷さん
大賞の橋本さんの作品。阪神電車の車両と保守点検をする人たちの姿がとてもリアル

大賞を受賞した橋本さんは、この日尼崎駅の1日駅長も務めます。表彰式のあとはその任命式も行われました。

駅長帽が似合っています
尼崎駅での1日駅長の様子。利用者の注目を集めていました

セレモニーが終わったあとは、お楽しみの時間です。まず、2つの班にわかれた子どもたちと保護者が順番に赤胴車を見学。順番に運転席に座らせてもらって運転士気分にひたったり、記念写真を撮ってもらったりしていました。

6月引退したばかりなのに、もうなんとなく懐かしさを感じます
UR武庫川団地設置後も、こうやって子どもたちの遊び場になるのでしょうか
運転士の帽子をかぶってパチリ。とてもいい笑顔です

中には、うっかり警笛を鳴らしてしまってびっくりする子どもや、安全確認から扉開閉、車内アナウンスまでの動作をよどみなく行う子どもも。思い思いに赤胴車を楽しんでいました。

本物の運転席に子どもたちもテンションアップ
ここぞとばかりにあちこちさわって楽しみます
車掌顔負けの動きとアナウンスを披露

順番に赤胴車を楽しんだあとは、武庫川線を走っている「タイガース号」に乗り込んで洗車機体験です。電車の洗車機を体験するのは初めてという子どもも多く、その迫力に歓声があがっていました。

タイガース号。武庫川線にはこのほか甲子園号、トラッキー号、TORACO号が走っています
初めての洗車機に子どもたちの期待が高まります
窓いっぱいにあたる洗剤と水の勢いに大興奮

なお、今回譲渡された赤胴車は2021年春にUR武庫川団地に設置されコミュニティスペースとして活用される予定です。

また、絵画コンクールの大賞・準大賞に加えて佳作並びに #ほっとはんしん プロジェクト特別賞を受賞した作品は阪神電鉄のホームページに掲載されているほか、大阪梅田駅・尼崎駅・神戸三宮駅の駅構内にてシート展示が行われています。さらに、大賞・準大賞の3作品は阪神電車の電車内にポスターとして掲出されています。阪神電車を利用する機会があれば、ぜひこのポスターも探してみてください。

文/写真:鶴原早恵子


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