写真:東武鉄道

東武鉄道は6日、本年7月30日に譲受した元真岡鐵道のC11形325号機について、12月26日より「SL大樹」として運行を開始すると発表した。これにより東武のSL2機体制が確立し、年間を通して日光・鬼怒川エリアでSLが楽しめるようになる。2021年夏以降は、日光・鬼怒川エリアにおいて、平日を含めた毎日運転を実施し、修学旅行や団体旅行のコンテンツとしても利用しやすい環境を整える。

また、2020年12月26日以降の年末年始時期を中心に、来年1月11日までの8日間はSL2編成で運転し、「SL大樹」1号~8号全てSLで運行する。

元江若鉄道の蒸気機関車も車番決定

復元作業中のSL復元機C11形123号機 写真:東武鉄道

同社が2021年冬の復元を目指し別途作業を進めているC11形蒸気機関車については、車番を「123」にすると発表した。2020年11月1日に同社が創立123周年を迎えたこと、日本国内において唯一の同一形式車両による3機体制になることから、1→2→3(ホップ、ステップ、ジャンプ)と将来に向かって更なる飛躍を車両番号で表現する。

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復元中のC11形蒸気機関車は1947年に製造された車両で、江若鉄道(滋賀県、で運行したのち様々な事業者の手に渡り、1975年に廃車、静態保存へ至った。東武鉄道へ譲受されたのは2018年。

鉄道チャンネル編集部