京急電鉄にことし2021年春に登場する新型車両 1000形 4両編成2本。

この新型1000形、ロングシート(横むき)とクロスシート(前むき)にチェンジできる転換座席、トイレ、コンセントなどがつき、しかも顔面デザインも変更し、貫通扉を中央におくという、従来の1000形とは一線を画する仕様で出てくる。

その衝撃スペックはきのうの鉄道チャンネルニュース(https://tetsudo-ch.com/11116358.html)をみてもらうことにして、追加のインパクトを。

ほんとに新造? なんで1000形?

そう。新造。京急車両の改造や検査を行う京急ファインテックなどで、既存の1000形を改造してると思ったら、そうじゃなくて、新造。

じゃあ、形式をなぜ1000形にして、車両番号は、1891-1~1891-4、1892-1~1892-4とつけたか。

京急に聞くと、2020年夏の設備投資計画で1000形を増備すると打ち出していたことから、この転換座席仕様 新型車も1000形と。

車番は、鉄道チャンネルの想像で、8両固定を1000台など、4両編成を1400台など、6両編成を1600台などと番号をつけ、ステンレス車体に1800台がいることから、下2桁を90台にして区別したか。

初のトイレ、処理施設も要る

京急電鉄の車両にトイレがつくくるまはないとみる。と、初めて京急車両にトイレをつけるってことで、給水や汚物処理といった施設が要る。

こうした設備をどこに置くか。おそらく複数ある車両基地のどこか。

都営浅草線への直通は?

京急に聞くと、直通運転に対応した機器は従来車両と同じく載せていると。いちおう乗り入れ先も走れるらしい。

もうひとつ気になるのは、貫通扉の位置。これまで京成・都営・京急の直通対応車両の貫通扉は、だいたいが進行方向右側にあった。

これが京急 転換座席仕様 新型1000形は中央においてる。

もともと京急線内では、増結・分割の時間を1~2分とし、速達性などを優先することから、増結部の貫通扉を開けて乗客の行き来ができるようにはしてない。

ってことで、貫通扉の位置が違ってもいいか。

―――いろいろ楽しみな京急 転換座席仕様 新型1000形。

大師線内で体験したビール電車で、工事現場におくような簡易トイレを車内に設置して走っていた当時を思い出して、にやっ。