日本初の再エネ100%電車 EST交通環境大賞受賞の東急電鉄・世田谷線は地域に密着した住民の足

2021.02.27

沿線には吉田松陰ゆかりの神社も

鉄道ファンが見逃せないのが宮の坂駅に隣接する宮坂区民センターに置かれる旧玉電デハ80形。玉電廃止後は江ノ島電鉄に移り600形として活躍しました。現在の300系に比べると普通の電車に似た印象を受けます。(筆者撮影)

最後は駆け足で、世田谷線の沿線案内。三軒茶屋駅の目の前に観光案内所があり、散策ガイドとなるパンフレット類が置かれています。住宅街をひたすら走る世田谷線で、唯一の撮影ポイントといえるのが若林駅近くの「環七若林踏切」。踏切両側に環七を横切る歩道橋があり、列車をカメラで狙えます。踏切は独特で、道路、軌道の双方に信号があり、道路が青信号の場合は列車は信号が「青」に変わるまで踏切手前で待ちます。この方式は、一般的な路面電車と同じです。

若林踏切を通る東急世田谷線の電車 写真:鉄道チャンネル編集部

沿線で訪れてみたいのは、駅名にもある「松陰神社」。幕末に時代を創った長州藩士の吉田松陰がまつられるのは、かつてこの地に長州藩主の別邸があったから。世田谷線との関係でいえば、松陰の妹の杉文(後に楫取美和)の生涯を描いた2015年のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」の放映にあわせて、ラッピング電車が運転されたこともあります。

吉田松陰をまつる松陰神社。同名の神社は松陰の出身地・山口県萩市にもあります。 写真:Sunrising / PIXTA

文/写真:上里夏生


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