函館市電 完乗!【私鉄に乗ろう100】函館市電12
※2019年6月撮影
トップ画像は、函館駅前のカーブ。函館市電2000型2002号車。1994年(平成6年)アルナ工機製。北海道コカコーラのラッピング車両です。
函館市電は「青柳町」停留場を出発。函館市企業局のクルマはまだ作業中です。「青柳町」停留場から「谷地頭」停留場間は、最大58.3パーミルの勾配区間です。
※2019年6月撮影
下り坂の途中で左にカーブします。車両は少し減速しました。さらに下って行きます。前面ガラスに車内と運転士さんの白シャツが映っていますね。これは避けようがありません。
※2019年6月撮影
ほよ。函館市企業局のクルマに抜かれました。函館市電は下り坂をゆっくり降りてゆきます。
※2019年6月撮影
終点の「谷地頭」停留場です。北海道最南端の停留場(駅)、凹地にあるため停留場の海抜は海水面とほぼ同じ位だそうです。函館市企業局のクルマは、この後左側のパーキングに入りました。
※2019年6月撮影
谷地というのは、丘陵地が浸食されて形成された谷状の地形を指す言葉です。湿地帯であることが多い様です。谷地頭という地名にはどこかしら不思議な印象を受けます。昔、ここにあった沼が頭部の様な形だったなど諸説があります。
※2019年6月撮影
余談ですが、迂闊なことに筆者は函館市電に乗るまで「立待岬」が実際に存在する地名であることを知りませんでした。歌手森昌子さんの1982年(昭和57年)のヒット曲で名前は知っていましたが、35年以上歌詞に登場する架空の地名だと思っていたのです。
この停留場では下車せずにそのまま函館駅前に戻りました。3000型3001号車の車内です。
※2019年6月撮影
何故、降りて停留場周辺を眺めなかったのか、今となっては分かりませんが、函館市電撮影の後、苫小牧に移動して日高本線の休止区間の駅舎をレンタカーで回って撮る予定を組んでいました。当時の予定表では、函館駅発16時37分の特急「スーパー北斗17号」で苫小牧駅着19時42分となっています。おそらく函館駅発の特急北斗に乗る時間がせまっていたのでしょう。
女性運転士さんが反対側の運転席に入りました。
※2019年6月撮影
じきに出発。最大58.3パーミルの勾配を登ってゆきます。
※2019年6月撮影
乗っている電車は「湯の川行」です。十字街で右にカーブして本線に合流します。
※2019年6月撮影
「函館駅前」停留場に戻ってきました。これで函館市電完乗。トップ画像は、下車して信号待ちをしている時に撮ったものです。
※2019年6月撮影
JR函館駅に向かいます。駅ロッカーに荷物が預けてあります。
※2019年6月撮影
この後、無事に苫小牧に着いて”中の人”と合流しました。
(写真・文/住田至朗)
※鉄道撮影は鉄道会社と利用客関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。