日本の「丁寧(ていねい)」から生まれる未来への発想が世界を救う―――そんなキーメッセージで始まるビジネス書がいま話題に。

本のタイトルは、『「丁寧」なのに仕事が速い人のヒミツ』(海竜社)。

著者は、ピアノや精密機器を運ぶ運送会社として業界ナンバーワンの実績を誇る池田ピアノ運送の池田輝男 代表取締役社長。

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池田代表が長年考え抜き実践してきた「丁寧仕事術」を伝える同書は、雑な人が丁寧仕事人に変わるコミュニケーション術など、ビジネスヒントを一冊にぎゅっと詰め込んだ“生きた仕事術”。

キズひとつ付けることが許されない高級ピアノや精密機器の輸送を手がける池田ピアノ運送は、「日本一丁寧に仕事をする会社」を信条とし、創業以来50年にわたり成長し続けてきた企業。

「すべてのビジネスの絶対法則は丁寧と迅速。丁寧のなかには幸せの連鎖が隠されている」と語る池田氏。

なぜ「丁寧」が武器になるのか? 丁寧仕事人の育て方は? 自身の経験を踏まえてビジネス成功の秘訣を紹介。

経営者をはじめ、営業・制作・経理・総務・管理部門など、あらゆる職務に役立つ実践的な知恵がこの一冊に満載されている。

◆同書「はじめに」抜粋

コロナ禍の中、先行き不透明な時代だと言われています。

さまざまな分野でテクノロジーは発達し続けているものの、別の角度から見ると、じつは誰もが行き詰まりを感じている。

それが、いまの時代の現実ではないでしょうか?

そこで、日本の「丁寧」から生まれる未来への発想が世界を救うことになります。そのヒントが本書には書かれています。

日本人のサービスは世界一です。日本人は世界一丁寧な国民です。そんな「世界一丁寧がふさわしい日本人」のための仕事術を、一つずつひも解いていきます。

◆池田輝男プロフィール

池田ピアノ運送株式会社代表取締役。1970年生まれ。42歳で同社代表取締役に就任。

グループ4社220名のスタッフと12営業所を束ね、ピアノ・大型家電・フィットネス器具、OA機器・通信設備機器・音響製品・印刷機器など大型精密機器の全国配送設置工事および大型モニターを使用したオンライン環境提供サービス等を手がける。

「丁寧さと迅速さ」を信条に、同社をピアノ運送業で業界ナンバー1の企業に成長させた。

人生のミッションは「日本一、お客さんからありがとうを集めること」。