JR東日本のキハ40形気動車2両が雪国から房総へと渡り、いよいよ営業運転が近づいてきた小湊鐵道。

そんな小湊鐵道に、また新たな譲渡車が。

ひとつはまたJR東日本から。こんどは旅客用車両ではなく、貨物用車両。レール輸送用貨車 チ1111・チキ5252・チキ5254。

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画像は越中島支線(総武線支線)の旧小名木川駅付近にとまる、同類のレール輸送列車(返空)。

もともとJR東日本 東京レールセンター(越中島貨物駅)に常駐していた貨車たちで、5月21日から譲渡輸送が行われた。

この小湊鐵道譲渡貨車3両は、一部区間を定期貨物列車に組み込み、越中島から新小岩、蘇我を経て、京葉臨海鉄道 千葉貨物駅へと運ばれた。

また、千葉貨物駅からはトレーラーに載せ、小湊鐵道 上総山田駅へと運ばれ、小湊鉄道線のレールに載った。

さらに、小湊鐵道は別の会社から違う貨車も受け入れる。

関東鉄道の国鉄ホキ800形ホッパ車が小湊鐵道へ

関東鉄道にいる国鉄ホキ800形ホッパ車(砕石 バラスト散布用)は、常総線で活躍。ことし6月に小湊鉄道に譲渡される。

これにあわせ、関東鉄道は6月5日、国鉄ホキ800形ホッパ車さよなら撮影会を水海道車両基地で開催。

同撮影会では、国鉄ホキ800形ホッパ車とDD502機関車を連結したシーンなどをみせてくれるという。

申し込みやイベント詳細については、関東鉄道公式ホームページに掲載中。

―――関東鉄道が2019年に新型気動車キハ5020形を受け入れたさいは、JR水戸線・関東鉄道常総線 下館駅の2社連絡線を介して搬入。小湊鐵道へ行くホキ800形ホッパ車は、どう運ばれるか。

◆新幹線E7系やレール輸送用キヤE195系、横須賀線 総武線E235系など新型車両を増備_JR東日本2021年度計画
https://tetsudo-ch.com/11421013.html

◆東京レールセンター越中島貨物駅の先で鈍く光る線路
https://tetsudo-ch.com/11355261.html

◆消えるDE10けん引レール輸送列車、いま越中島支線を歩くならば
https://tetsudo-ch.com/11281721.html

(記事冒頭の写真はイメージ)