消えるDE10けん引レール輸送列車、いま越中島支線を歩くならば

2021.03.12

JR東日本の路線を支えるレールが集まる、海路と線路の接続拠点、東京レールセンター。

JR東日本の線路を新しく交換する場合、海路などで東京レールセンターに運ばれたレールは、チキと呼ばれるレール輸送用貨車に積まれる。

最初のけん引機は、赤い国鉄形のDE10形ディーゼル機関車。東京レールセンターがある越中島貨物駅から、DE10(JR東日本所属)に引かれたレール輸送列車は、総武線支線(越中島貨物線)を伝って新小岩操車場(新小岩信号場)まで行く。新しいレールはそこから各地へと旅立っていく。

レールを積んだチキ、空のチキが行き来するこの総武線支線(越中島貨物線)にも、黄色いレール輸送用新型気動車キヤE195系が姿を現しはじめた。

ことしあたりから、国鉄ディーゼル機関車や電気機関車でチキをけん引するレール輸送列車を、このキヤE195系に変更する動きが加速しそうということで、越中島貨物線にも「DE10形+チキの最後を見届けたい」という人の姿も。

そこで、この越中島支線のまわりを歩くならば、「こちらもあわせてチェックしてみて」という話題を。

まず↑↑↑画像の猫ちゃんが越中島支線の線路を横切る先に、グリーンのガーダー橋がみえる。

あのガーダー橋の下はなにが走っていたかというと……。

城東電車という路面電車が走っていた

城東電車、その後の都電が、このガーダー橋の下を走っていた。いまその軌道跡は、南砂緑道公園という遊歩道になっている。

南砂緑道公園をGoogleマップで検索すると、きれいな急カーブを描く逆L字の緑道が出てくる。この軌道跡に囲われた現在の江東南砂団地には、もともと汽車製造という鉄道車両メーカーの工場があった。

◆江東区マンモス団地エリアはむかし渋沢栄一らが設立した車両製造工場だった
https://tetsudo-ch.com/11236222.html

このガーダー橋の下には、↑↑↑画像のような城東電車の車輪モニュメントが置かれている。越中島支線のまわりを歩くならば、ここもチェックしてみて。車輪の製造年やこの軌道跡について解説するボードもあるから。

また、このガーダー橋には、「越中島線(10)城東電軌こ線ガード」という看板がある。このガーダー橋の下に城東電車が走っていた事実が、こうした橋名からもわかる。

ちなみに、このレール輸送列車まわりを担当するのは、京葉臨海鉄道のスタッフたち。踏切や機関車まわりで働く彼らの仕事を、遠くから見学してみて。


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