お盆期間に青函トンネル内で時速210キロ運転 国交省が北海道新幹線の速度向上を決定

2021.06.03

お盆期間の北海道新幹線ダイヤパターン=イメージ=(資料:JR北海道)

国土交通省は、2021年夏のお盆期間に当たる8月12~16日の5日間、北海道新幹線の青函トンネル区間(約54キロ)について、最高速度を現行の時速160キロから210キロに引き上げて運転することを決めた。時間帯は各日始発から15時30分ごろまで。トンネル内の高速走行は、2020~2021年年末年始と2021年ゴールデンウイークに続く3回目で、対象列車は1日上下各7本。

北海道新幹線の高速運転による所要時間短縮は、北海道の経済界からの期待が高い。国交省は、貨物列車の運転本数が少なくなる期間を選んで実施してきた。青函トンネル内の運転速度は、線路を共用する貨物列車の安全に配慮して2016年3月の開業時から時速140キロとし、2019年3月のダイヤ改正で160キロに引き上げられた。国交省鉄道局は、貨物列車の誤進入防止システム、レール削正といった安全確保が整ったのに伴い、期間を限る形で高速走行を認めている。

国交省の決定を受け、JR北海道は期間中のダイヤを発表。新函館北斗方面行きの下りは、各日とも新青森始発の1本を除く下り6本について新函館北斗着時刻を3分繰り上げ、東京方面行きの上り7本は新函館北斗発時刻を3分繰り下げる。東京―新函館北斗間は現行ダイヤより3分短縮して最速3時間54分で結ぶ。

JR北海道は、新幹線のダイヤ変更に伴い期間中、新函館北斗で接続する快速「はこだてライナー」上下11本などで、発着時刻を変更する。

さらにJR貨物は、北海道新幹線が高速走行する2021年8月12~16日に青函トンネルを走る貨物列車の詳細な運転計画を6月中に決定し、荷主企業や利用運送事業者に案内する。荷主企業の物流ニーズを踏まえ、必要な輸送力を確保する。

文:上里夏生


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