幸福を運ぶ子供の神様【木造駅舎コレクション】025
※2021年4月撮影
トップ画像は、JR九州日豊本線下ノ江駅の跨線橋から撮影した到着する下り臼杵行電車。
下ノ江駅木造駅舎の窓口。無人駅なので閉まっています。
※2021年4月撮影
窓口の形は残されています。窓ガラスの筆者の右後に写っているのは座敷童(ざしきわらし)!
※2021年4月撮影
・・・ではなくて、待合室に入ってきた男性です。(笑)
全く気配が無く物音を立てなかったので人が入って来たとは思わなかった筆者は、突然人が背後に立っているので悲鳴をあげそうになりました。とにかく吃驚しました。
突然出現した男性は鉄道を利用するのではなく、筆者が撮影している間にまたひっそりと駅からいなくなりました。自転車やオートバイの気配も無かったので徒歩だった様です。
余談ですが筆者は座敷童を何度か見たことがあるんです。別に恐怖は感じませんでした。家に幸福をもたらしてくれるおとなしい子供の神様だと思っています。唯物論者なのに時々不思議なモノを見ちゃうんです。
待合室には良い感じに古い木製ベンチがありました。
※2021年4月撮影
ホーム側の本来なら改札だった場所には使用済みきっぷ回収箱があります。
※2021年4月撮影
跨線橋の方から木造駅舎を振り返ります。
※2021年4月撮影
それでは、跨線橋に上がります。
※2021年4月撮影
跨線橋から木造駅舎の屋根と稲荷大明神の鳥居。山狐の巣があったという鳥越山は正面500m辺りというのですが国土地理院の地図では分かりませんでした。奥が小倉駅方面になります。筆者が驚いた物静かな男性が駅舎出入口の辺りに写っています。ちょっと不思議な人でした。
※2021年4月撮影
反対の鹿児島駅方面。左に保線車両用の車庫があります。かつては貨物用だったのかもしれません。
※2021年4月撮影
トップ画像の臼杵行電車がホームに停止しました。この後ドアが開いてお客さんが一人降りました。
※2021年4月撮影
ホームに降りて鹿児島駅方面。隣の熊崎駅にも木造駅舎を撮りに行きます。
※2021年4月撮影
駅名標を忘れない様に! 駅の外から写したカットです。
※2021年4月撮影
下ノ江駅は、1915年(大正4年)鐵道院が開設しました。下ノ江の中心は、駅から東に1kmほど離れた下ノ江港の辺りです。古くから造船の町として発展し、港周に大きな造船所があります。
不思議な山狐と稲荷大明神が印象的な下ノ江駅を後にして「臼杵市 日豊本線 百年木造三駅舎」その2の熊崎駅に向かいます。
(写真・文/住田至朗)
※木造駅舎などJR九州さんの許可をいただいて撮影しています。
※駅などについては『JR全線全駅』(弘済出版社/1997)、『週刊朝日百科 JR全駅・全車両基地01-60』(朝日新聞出版/2012-2013)他を参照しています。
※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。