えちごトキめき鉄道の455系・413系「観光急行」7月4日デビュー 運転時刻や乗り方をご紹介

2021.06.23

えちごトキめき鉄道は2021年6月23日、JR西日本から購入した「455系・413系」を使用し、「昭和の急行列車」を体験できる観光列車「観光急行」を運行すると発表した。同社が五年前に導入した「えちごトキめきリゾート雪月花」とは方向性が異なり、国鉄時代の雰囲気をカジュアルに楽しめる観光列車となるようだ。

デビューは7月4日で、原則として土日祝日に運行。列車種別は「急行」、列車名は「急行1号」~「急行4号」となる。車内ではワゴン販売や観光案内放送が行われ、見所では徐行運転を実施するほか、秋頃からは車内での飲食サービスも予定している。デビューから当面の間は全車自由席で運行する。

急行1号~急行4号の運転時刻

「観光急行」の利用には乗車券のほかに特急券が必要になる。急行券の価格はおとな500円・こども250円で、7月4日から通年販売を開始する。直江津駅および糸魚川駅の窓口では国鉄時代を彷彿とさせる硬券で、「観光急行」車内では車急式補充券でそれぞれ発売する。

硬券と車急式補充券(左)と発行日印字に使用するダッチングマシーン(右)

また観光急行に限らず、はねうまラインの快速8350M・8347Mも、7月4日から455系・413系で運行する。

8350M:直江津 8時43分発 妙高高原行き
8347M:妙高高原 9時44分発 直江津行き

様々なヘッドマークを用意

先日行われた455系・413系の試運転では「越後」のヘッドマークを掲出していたが、列車名はあくまでも「急行」であって「越後」ではない。この理由について「えちごトキめき鉄道社長(いすみ鉄道前社長) 鳥塚亮の地域を元気にするブログ」2021年6月20日付けの記事「電車の名前」には次のように記載がある。

「その時々でお客様にお楽しみいただけるようにいろいろな愛称名のヘッドマークを用意しているから」

同記事内には「赤倉」「ひめかわ」「妙高」など様々なヘッドマークを装着した状態の写真が掲載されている。実際にそうしたヘッドマークを使用する日が来るかどうかは分からないが、「昭和の急行列車」の体験と銘打っているだけあって凝ったサービスだ。

なお、えちごトキめき鉄道によれば、はねうまラインの快速もヘッドマークを付けて運転するそうで、どのヘッドマークを掲出するかは秘密とのこと。

455系・413系について

「観光急行」に使用される455系・413系 JR七尾線で2021年3月まで運行していた

455系は国鉄が1965年から製造した急行形電車で、現役車両はクハ455-701を残すのみ。413系は1980年代に、新造した車体に既存の急行形電車の走行装置などを組み合わせて国鉄が製造した。今回の観光急行ではモハ412-6とクモハ413-6がこれにあたる。

車内の様子(座席)

すでに報じた通り、2022年に大がかりな全般検査の受検期をむかえることから、「観光急行」の運行期間は2022年度まで。全検を通すかどうかは、今後の利用状況などをみて検討するという。

【関連記事】
えちごトキめき鉄道 413系 455系 3両編成、7月4日から営業運転
https://tetsudo-ch.com/11549436.html

「観光急行」に乗るなら「ホリデーツアーパス」が便利

また同社は6月28日から「観光急行」の利用に便利な「ホリデーツアーパス」を発売する。土休日に同社全線の普通・快速・特急・観光急行の普通車自由席が1日乗り降り自由となるもので、発売価格はおとな3,000円・こども1,500円。有人駅の窓口で発売する。(「えちごトキめきリゾート雪月花」には乗車できない)

これにあわせ、「トキ鉄ツアーパス」の利用期間は7月4日発売分から平日のみとなる。7月3日までに発売した「トキ鉄ツアーパス」は土休日も利用できるが、観光急行を利用する場合は別途急行券が必要。

「国鉄形観光急行 運行開始記念乗車券・記念急行券」発売

また同社は7月4日から通年で国鉄形観光急行 運行開始記念乗車券・記念急行券(全4種)を発売する。

松任からの甲種輸送や車両整備、試運転時の写真を使用したデザインで、価格は記念乗車券が各900円、記念急行券が各500円。発売箇所は妙高高原・新井・上越妙高・高田・直江津・糸魚川駅および公式ショップ。

公式ショップでは7月1日0時から予約注文を受け付ける。

鉄道チャンネル編集部
(画像:えちごトキめき鉄道)


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