JR貨物は、西日本地区を中心とする大雨にともなう貨物列車のおもな運転中止区間について、8月18日20時時点の状況を伝えた。

画像のように8月18日20時時点で貨物列車の運転を中止している区間は、

・中央線 多治見(岐阜県多治見市)~塩尻(長野県塩尻市)

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・山陽線 新南陽(山口県周南市)~北九州貨物ターミナル(福岡県北九州市)

の2区間。8月18日20時時点で中央線 多治見~塩尻については、相当な期間を要する見込み。

また、8月19日から、山陽線の運転中止区間でトラックによる代行輸送を実施する。代行輸送区間は、次のとおり。

(1)広島貨物ターミナル~北九州貨物ターミナル
(2)広島貨物ターミナル~福岡貨物ターミナル
(3)新南陽駅~北九州貨物ターミナル
(4)新南陽駅~福岡貨物ターミナル

いっぽうJR東海の公表では、8月13~14日の大雨で中央線・飯田線の複数か所で線路内への土砂流入などが発生。線路設備なども損傷し、中央線・飯田線の一部区間が不通になっている。

この影響で、名古屋と長野を結ぶ中央西線系統 特急ワイドビューしなのは、当面の間、全列車運休。飯田線の全線運転再開は、相当な期間を要する見込みという。

中央線では、古虎渓駅付近で土砂流入、倉本駅で信号機器室損傷、倉本~上松 288K400m 付近で土砂流入、木曽平沢~贄川 251K950m 付近で土砂流入が確認されている。

◆中央線 特急 しなの 全列車運休、飯田線も全線再開めど立たず(鉄道チャンネル)
https://tetsudo-ch.com/11709601.html

◆中央線や山陽線で貨物列車運転中止、大雨の影響で宅配便にも遅延(鉄道チャンネル)
https://tetsudo-ch.com/11704330.html

(画像:JR貨物)