8月12日以降、秋雨前線停滞による大雨の影響で、西日本地区を中心に複数の区間で、列車の運転を見合わせている。

これにともない、JR貨物が運行する貨物列車にも運休や遅延が発生し、物流や宅配便などにも遅延が波及している。

画像は貨物列車のイメージ。

貨物列車のおもな運転中止区間

8月15日18時時点で、貨物列車のおもな運転中止区間は、次のとおり。地図画像↑↑↑はJR貨物が公開。

◆中央線・篠ノ井線など

春日井駅(愛知県春日井市)~坂城駅(長野県坂城町)

竜王駅(山梨県甲斐市)~塩尻駅(長野県塩尻市)

◆山陽線

新南陽駅(山口県周南市)~北九州(タ)(福岡県北九州市)

※(タ)は貨物ターミナル駅の略

JR貨物は今後の見通しについて8月15日18時時点で、山陽線は運転再開まで10日程度要する見込み。そのほかの線区については復旧見込みがわかり次第伝えていくという。

宅配便事業者なども影響

道路・鉄道の不通などで、宅配便などにも遅延が発生している。

福山通運は、中国地方・九州地方のほか、青森や新潟、岐阜、静岡などの一部地域に荷物到着が遅延している。

クロネコヤマトは、福山通運と同様エリアに加え、東京や沖縄の一部エリアにも遅延が発生している。

佐川急便は、福岡・佐賀・長崎・長野の一部地域で荷受・配達ができず、九州・広島・長野の一部地域で、荷受・配達が遅れているという。

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