鉄子の部屋がありました【木造駅舎カタログ】山陰本線42/143 浜坂駅
※2020年8月撮影
トップ画像は、山陰本線浜坂駅。
2020年8月29日鳥取県の最高気温は37.3℃。この日は、8時半に鳥取駅前でレンタカーを借りて山陰本線京都方面に向かいました。寄り道しながら1時間ちょっとで浜坂駅に到着。
その前に道中の風景です。
「TWILIGHT EXPRESS瑞風」が東浜駅に停車して観に行くという浦富(うらどめ)海岸の絶景。約15kmにわたってリアス式海岸が続きます。国の天然記念物。山陰本線沿い、極美の日本海を観てきましたがここは最良の一つ。
※2020年8月撮影
東浜展望所からの眺め。
※2020年8月撮影
浜坂駅舎は横長です。かなり斜めから撮らないと全体は写せません。
浜坂駅は、駅舎出入口の暖簾に記されていた通り、1911年(明治44年)開業。1959年(昭和34年)に駅舎が改築されています。木造駅舎とは言え新しいので、本来ならば撮影しない予定でしたが、結果的には訪問してよかった。「鉄子の部屋」があったからです。1982年(昭和57年)貨物取扱廃止。2004年(平成16年)業務委託駅になりました。
※2020年8月撮影
駅出入口。建物財産標などは見つけられませんでした。上記の様に駅舎は1959年(昭和34年)改築されたものです。
※2020年8月撮影
駅正面。温泉街の看板。ウィークデイですが、歩いている人の姿が皆無というのは寂しいです。
※2020年8月撮影
10時オープンの「鉄道グッズの館 鉄子の部屋」を開けています。新温泉町が開設したものです。
※2020年8月撮影
駅出入口にかかっていた暖簾。貴重な写真がたくさん飾られています。
※2020年8月撮影
「浜坂-大阪」のサボ。「サボ」は、日本国有鉄道時代に「列車行先札」の電報略号として使われた言葉です。まだオープンの10時前でしたが「どうぞ お入りなさい」と招き入れていただきました。
※2020年8月撮影
2019年(平成31年)100年経った木造駅舎を解体して小さなコンクリートの待合室になってしまった居組駅の木造駅舎にかかっていた駅名標です。この居組駅から山陽本線は兵庫県に入りました。
※2020年8月撮影
2015年(平成27年)山陰本線の車内から撮った居組駅舎。この反対側にかかっていた駅名標です。残念ながら駅舎の表側は撮影していません。下車して撮れば良かった・・・。
※2015年8月撮影
これは今回、道中に寄って撮った居組駅の新しい駅舎、というか待合室。植木は変わっていません。
※2020年8月撮影
※記事本文中で紹介した「鉄子の部屋」は2022年3月末をもって閉館しました。
※使用している写真には筆者が以前にプライベートな鉄道旅で撮ったスナップ写真が含まれています。
※過去のコラムで同じ写真を使用している場合があります。
※鉄道の撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいています。撮影は何よりも安全が最優先。あくまでも業務・利用の邪魔にならないように、そしていつも感謝の気持ちを持って撮影しています。
(写真・文章/住田至朗)