大東建託が「いい部屋ネット 街の住みここち&住みたい街ランキング2025<福岡県版>」の結果を公開しています。これは「住んでいる街」の居住者を対象とした調査で、「実際に住んでいる人々が、その街に対してどのように感じているのか、また、どこに住みたいと思っているのか」を明らかにするために行われたものです。

住みここち(駅)ランキングでは、地下鉄七隈線の「薬院大通」が6年連続で1位に輝きました。また、住みここち(自治体)ランキングでも「福岡市中央区」が7年連続でトップとなるなど、都心部の人気の高さがうかがえる結果となっています。

住みここち駅トップは6年連続で「薬院大通」

住みここち(駅)ランキングのトップに輝いたのは、6年連続となる地下鉄七隈線の「薬院大通」でした。同駅は「賑わい」の項目で特に高い評価を得ています。2位には地下鉄空港線の「祇園」、3位には同じく地下鉄七隈線の「薬院」がランクインしました。

トップ10にはこのほかにも「六本松」が7位に入るなど、地下鉄七隈線の駅が複数名を連ねており、沿線エリアの評価の高さを示しています。大東建託は「トップ10にランクインした駅をみると、『親しみやすさ』『賑わい』因子でも上位にランクインしている駅が多い傾向があり、特にこの2つの因子の評価が住みここちの良さに繋がっているようです」と分析しています。

利便性が向上した地下鉄七隈線

ランキングで人気の駅が沿線に多い地下鉄七隈線は、令和5年3月27日に天神南駅から博多駅までの区間が延伸開業しました。これにより、福岡市の西南部エリア~博多駅までの移動時間は約14分も短縮され、空港線やJR各線への乗り換えも非常に便利になりました。この利便性の向上が、沿線駅の住みやすさという評価にも繋がっていると考えられます。

自治体は「福岡市中央区」が7年連続トップ

住みここち(自治体)ランキングでは、「福岡市中央区」が7年連続で1位を獲得しました。福岡市中央区は「交通利便性」「親しみやすさ」「賑わい」の3つの項目で1位となっており、総合力の高さを示しています。2位には2年連続で「福岡市西区」、3位には昨年4位から順位を上げた「春日市」が入りました。

「住みたい街」は博多駅、福岡市中央区がそれぞれ1位に

実際に「住みたい」と思う街のランキングでは、駅部門で「博多」が7年連続の1位となりました。2位は「天神A(天神・天神南・西鉄福岡(天神)を統合)」、3位は「薬院」と、こちらも5年連続で同じ顔ぶれが並びました。

自治体部門では、「福岡市中央区」が昨年2位から順位を上げ、1位に輝いています。

大東建託 街の住みここちランキング2025<福岡県版>概要

このランキングは、大東建託が福岡県に居住する20歳以上の男女を対象に実施した大規模な居住満足度調査を集計したものです。調査は2021年から2025年までの5年間の回答を累積して分析されており、福岡県の「住みここち」と「住みたい街」のリアルな姿を明らかにしています。

2025年の福岡県の住みここちランキングでは、薬院大通駅や福岡市中央区といったエリアの変わらぬ人気が示されました。特に、延伸開業でさらに便利になった地下鉄七隈線沿線の評価の高さが際立つ結果となりました。今後の沿線開発によって街がどう変化していくのか、ますます楽しみですね。

(画像:大東建託)

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