プラズマクラスターイオン発生機の設置イメージ

シャープ、川崎重工、川重車両テクノは2021年9月16日、既存の鉄道車両へ簡単に設置できるプラズマクラスターイオン発生機を共同で開発したと発表した。

昨今の衛生意識の高まりから清潔な移動空間が求められており、公共交通機関事業者からは簡単な設置で空気浄化が可能な機器の需要が高まっている。

三社が開発した鉄道車両用プラズマクラスターイオン発生機は、全長20メート級の車両に6台以上搭載することで空気浄化に有効な「プラズマクラスター7000」のイオン空間を実現する。 12台なら更に高濃度の空間「プラズマクラスター25000」も創出可能という。

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吊り手上部の「吊り手棒受け」部分に専用アタッチメントで固定するタイプで、設置にあたって大掛かりな工事は不要。電源は近接の照明から分岐して配線することで確保する。すでに国内の鉄道事業者より受注しており、実車両の搭載へ向けて最終調整中。

プラズマクラスターイオン発生デバイスの提供やイオン濃度最適化検討はシャープ、鉄道事業者への営業/販売は川崎重工、鉄道車両用プラズマクラスターイオン発生機の設計/開発、 鉄道車両への設置工事は川重車両テクノがそれぞれ担当する。

プラズマクラスターイオン発生機の設置イメージ

画像:シャープ株式会社
記事:鉄道チャンネル(https://tetsudo-ch.com/