ほぼ紀伊半島の最南端【木造駅舎カタログ】紀勢本線23/192 古座駅

2022.06.23

※2020年12月撮影

トップ画像は、紀勢本線古座駅。グリーンの屋根瓦が強烈な、回廊のある端正な木造駅舎です。2002年(平成14年)に改装される前の駅舎は赤い屋根瓦でした。形は変わっていませんがその頃の写真を見ると現在とは全く印象が異なります。

古座駅の駅所在地は、和歌山県東牟婁郡串本町西向。駅は、古座村(1889~1901)古座町(1901~2005)にありましたが。2005年(平成17年)古座町は西牟婁郡串本町と合併して東牟婁郡串本町になりました。その結果、古座町は消滅。それでも駅名の他に、串本町立古座小学校、串本町立古座中学校、古座郵便局などに古座の名称が保存されています。

古座駅は、1936年(昭和11年)国有鉄道紀勢中線が下里駅から串本駅まで延伸した時に開業。1940年(昭和15年)路線改称で紀勢西線の所属駅になり、1959年(昭和34年)の全通によって紀勢本線の所属駅になります。1987年(昭和62年)国鉄分割民営化でJR西日本の駅になりました。2002年(平成14年)駅舎が改装され「古座観光協会」が入居。駅窓口の営業時間は、7:00~16:30。

※2020年12月撮影

駅舎は、1936年(昭和11年)建造のオリジナルですが、2002年(平成14年)の改装で古さを全く感じさせない様にリニューアルされています。

※2020年12月撮影

右側が「古座観光協会」になっています。駅に設置されている標準的な観光協会に比べて充実した内容になっています。

※2020年12月撮影

駅出入口。石積み風の柱がポイント。正面が島式ホームに渡る構内踏切になっています。ICカード簡易改札機があります。

※2020年12月撮影

ホームに出て木造駅舎を見ていたら下りの特急「くろしお」が来ました。JR西日本287系電車の「パンダくろしお」を期待したのですが289系電車の編成でした。683系の「しらさぎ」を直流専用に改造した特急車両です。

古座駅を出て国道42号線で次の木造駅舎に向かっていると1kmほどで海岸から海に並ぶ奇岩を見ることのできる「橋杭岩」があります。道の駅と大きな駐車場があったので遅い昼食をとることができました。

※2020年12月撮影

奇岩の並ぶ背後には紀伊半島最南端の潮岬(しおのみさき)。子供の頃から、台風の情報などでよく耳にしてきた地名です。紀勢本線もここからは西に向かうことになります。

※2020年12月撮影

※鉄道の撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいています。撮影は何よりも安全が最優先。あくまでも業務・利用の邪魔にならないように、そしていつも感謝の気持ちを持って撮影しています。

(写真・文章/住田至朗)


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