JR徳島線には「藍よしのがわトロッコ」

2020年に運行を開始した藍よしのがわトロッコ=イメージ=(写真:鉄道チャンネル)

徳島県からは、JR四国の観光列車として2020年10月から徳島線に運行開始した「藍よしのがわトロッコ」もお披露目されました。

キクハ32形とキハ185形の気動車2両編成で、2019年まで土讃線高知―窪川間を走っていた「志国高知 幕末維新号」を改装しました。車内では復刻駅弁を味わい、トロッコは香川、徳島両県を結ぶ観光列車「四国まんなか千年ものがたり」に接続します。

徳島県に続く香川県、愛媛県、高知県のプレゼンには、鉄道から乗り継ぐ「琴平発着絶景めぐり観光バス(香川)」などの話題もあったのですが、スペースの関係で割愛。後半はJR四国のニュースを紹介します。

初代から2代目へ ストーリーは続く「伊予灘ものがたり」

2代目「伊予灘ものがたり」のイメージ。シルエットを見れば、熱心なファンはタネ車が一目瞭然ですね

JR四国が動画でアピールしたのが、観光列車「伊予灘ものがたり」の最終運行。本サイトでも紹介済みですが、2014年にデビューしたJR四国初の本格観光列車は、7年間の役目を終えて2021年末に引退。期間が四国DCに重なることから、多彩な催しでラストランを飾ります。

伊予灘ものがたりは、一般用キハ47形気動車を改造したキロ47形2両編成。「レトロモダン」、「ゆったりした時間」などをコンセプトに、アテンダントが乗務、車内で食事を楽しめる四国初の本格的観光列車でした。

JR四国は2022年に新しい「伊予灘ものがたり」を登場させるスケジュールで、2代目はワンランクアップしたキハ185系特急用気動車改造の3両編成で登場します。プレゼンでは、2代目について「近日中、お知らせ予定」と何とも気を持たせる表現。JR四国は列車名そのままに、「初代から2代目に、ものがたりを紡ぐ(つむぐ)」の言い回しで、人気をバトンタッチする意向です。