「このおもちゃは、旭玩具から発売されました。新幹線がまだ誕生する前の国鉄時代の名車です。運転席にあるメーターも細かく、パンタグラフもよくできていて、車体の左右で、「東京行き」と「大阪行き」と入っています。左右違うのはおもちゃならではのことで面白いです」

そう教えてくれるのは、ブリキのおもちゃコレクターの第一人者として世界的に知られ、テレビ東京「開運!なんでも鑑定団」などにも出演中の玩具コレクター北原照久。

彼がいまも集める膨大なコレクションのなかには、実は鉄道も数多くある。そんな北原照久が情熱を込めて集めた鉄道コレクションがいま、東京メトロ銀座線 京橋駅 直結の京橋エドグラン地下1階・3階で無料でじっくり観覧できる。

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題して「京橋エドグラン 北原コレクション タウンミュージアム 鉄道コレクション展」。2022年2月25日まで開催中。

今回の北原照久「鉄道コレクション展」は、戦前戦後の貴重なブリキ製玩具や、戦前のドイツ製Oゲージ、天賞堂のHOゲージ、ドイツメルクリンの鉄道模型など、多彩なラインナップに。

画像は地下1階通路に展示されていた北原鉄道コレクションの数々。この地下1階フロアだけでも、時間を忘れて見入ってしまうほど、逸品ばかり。たとえば、こんな作品も↓↓↓


紙製電車―――1930年代、戦争で鉄不足に陥ると、おもちゃは紙製に。ブリキと紙を組み合わせた日本製のおもちゃも、北原照久は保有。それを無料で観覧できるんだから、すごい。


「関電機製作所は、もともと大正時代に小型電機扇風機や電熱器を製造する会社でしたが、昭和になり扇風機のモータに手を加え模型用モータとして鉄道模型の製造を開始しました。現在では箱を含めて状態の良い物は大変少ないです。戦前の鉄道模型の入門者には、関電機製作所から入門した方も多く、多数の模型少年を育成しました」(北原照久)


佐々木朋哉による鉄道ジオラマ作品。東急世田谷線の風景。「縮尺1/43は、もともとはミニカーの規格にあわせて決めましたが、結局ミニカーも含めて、電車、建物、人形すべて手作りに」と佐々木朋哉。こうした個人作品も北原照久は保有する。


そのほか、天賞堂やメルクリンなどのHOゲージも北原照久はコレクション。彼の多彩な鉄道コレクションをじっくり観るなら、いまがチャンス。

「京橋エドグラン 北原コレクション タウンミュージアム 鉄道コレクション展」は、2022年2月25日まで開催。

地下1階フロアは、東京メトロ始発から終電まで観覧できるというから、気になる人はチェックしてみて。

―――さらに! 北原照久公式YouTube「北原コレクションチャンネル」には、さまざまな彼のコレクションを紹介する動画コンテンツが定期的にアップされているから、こちらもあわせてチャックしてみて↓↓↓