山陽線 八本松~瀬野で12月28日、貨物列車が脱線し、12月29日は始発列車から西条~安芸中野で運転を見合わせている。

また山陽線 三原~西条、安芸中野~岩国は、列車本数を減らして運転している。

この影響で「12月30日については運転できない可能性がありますので計画が決まり次第お知らせいたします」とJR西日本。

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JR西日本はまた、新幹線による代替輸送、バスによる代行輸送を実施。

山陽新幹線への代替輸送は、三原~広島で実施。12月28日以前に購入した切符を持っている利用者、定期券・回数券を持っている利用者に限る。

また、山陽線 西条~山陽新幹線 東広島の両駅を結ぶ連絡バスを運行する。

さらに、不通区間の山陽線 西条~安芸中野で、バスによる代行輸送を実施。道路状況によっては大幅に時間がかかることがも想定され、代行バスと新幹線・在来線との接続はしない。

山陽線 八本松~瀬野 10.6kmは、通称「瀬野八」(せのはち)と呼ばれ、鉄道路線のなかでも急勾配と急カーブが連続する難所として知られる。

現在も貨物列車は、列車最後尾にEF210形電気機関車などが補機として連結され、最前部のけん引機を最後部から後押しする運転スタイルが続いている。

青春18きっぷで山陽線を旅する人などは、不通区間を含む区間をバイパスしている呉線まわりで行くことになるか。

呉線は、下関総合車両所広島支所に所属する227系電車で運転中。三原~広は各駅停車、広~広島の間には、快速 安芸路ライナーなどが走っている。