道東の冬を代表する観光列車「SL冬の湿原号」(左)と「流氷物語号」(右)(画像:WILLER)

コロナ禍の新しい旅の形として注目を集めるオンラインツアー(リモートトラベル、シェア旅とも)。網走―釧路(正式には東釧路)間を結ぶ、JR北海道の釧網線の魅力をインターネットで配信する仮想ツアーが実施される。

釧路、網走の両市と釧路、標茶、弟子屈、斜里、小清水の5町、それに鶴居村の沿線9市町村がメンバーのJR釧網本線維持活性化実行委員会は2022年2月5日、「JR釧網本線リモートトラベル事業」を実施する。

活性化実行委がJR北海道と共同で取り組む釧網線の利用促進策で、ネット配信で鉄道の冬季映像を流し、一部演出も加えながら、実際に旅したかのような感動体験を視聴者に届ける。釧網線ツアーは2回目(リモートトラベルとしては4回目)、テレビ、CM、舞台と幅広く活動する俳優の堀海登さんがゲスト参加する。

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鉄道ファン目線では、道東の観光列車「流氷物語号」と「SL冬の湿原号」に乗車。実際は1泊2日の列車旅だが、配信時は90分に編集。2月5日19時からのライブ配信時、参加者はパソコンやスマートフォンで旅気分に浸りながら、スタジオの堀さんとチャットで会話する。

オンライン旅は、最少催行1人の募集型企画旅行としてWILLERが催行。WILLERは高速バス事業のほか、鉄道ではWILLER TRAINS(京都丹後鉄道)を運営する。

配信だけの場合は参加無料で、当日17時まで受け付け。ご当地グルメを届けるミールキット付きプラン(有料)も用意する。こちらは2022年1月24日までの申し込みが必要。

JR釧網線リモートトラベルのビジュアルイメージ(画像:WILLER)

記事:上里夏生