※2022年1月撮影

トップ画像は、内房線巌根(いわね)駅。

千葉県の木造駅舎カタログ。年が明けた2022年(令和4年)1月4日から青春18きっぷの残りで撮影しました。三浦半島から横須賀線で君津駅までの直通列車があってなかなか便利ですが君津駅から先、内房線は1時間に1本程度の運行になります。

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正月休みの比較的空いている期間に木造駅舎を多く撮りたいと考えて筆者は、三浦半島から五井駅まで行って駅前でレンタカーを借りました。これで2泊3日、内房線、外房線、久留里線、元国鉄木原線のいすみ鉄道と小湊鉄道の木造駅舎も撮って来ようという欲張りな予定を立てました。

最初は巌根駅です。袖ケ浦駅と木更津駅の間の駅。レンタカーで移動した国道16号線は朝の大混雑なのか大型トラックやタンクローリーの間に埋まって動けません。電車ならすぐなので「こりゃ、失敗だったかな」と後悔しました。

それでも1時間ほどで巌根駅に到着。木造駅舎は、内房線の東京湾(西)側です。駅前ロータリーがありました。

※2022年1月撮影

ロータリー北側。朝日の逆光です。

※2022年1月撮影

公道の跨線橋の影から駅舎。正面は巨大な駐輪場。

※2022年1月撮影

公道跨線橋に上りました。木造駅舎がよく見えます。

※2022年1月撮影

しかし跨線橋のフェンス、網目が小さくてコンデジでも撮影できませんでした。

諦めて地表に降りて駅舎の南側。

※2022年1月撮影

巌根駅は太平洋戦争の開戦直前、1941年(昭和16年)11月、海軍航空廠(現・航空自衛隊木更津分屯基地)を設置した海軍の要請で開業。1972年(昭和47年)路線名称変更で内房線の所属駅になりました。1987年(昭和62年)国鉄分割民営化でJR東日本に継承されています。

駅名は巌根ですが駅所在地は、千葉県木更津市岩根。現行の地名は簡略な文字になっています。

駐輪場前は広くなっていました。

※2022年1月撮影

右が「岩根駅西口自転車駐車場」。

※2022年1月撮影

駅舎出入口。正面の改札に自動改札機が設置されています。

※2022年1月撮影

※タイトルは『木造駅舎』となっていますが、厳密に「構造として木造建築」の駅舎だけをとりあげているワケではございません。あくまでも筆者が気に入った駅舎を恣意的に選ばせていただいています。外観が明らかに木造建築と異なる場合でも、煩雑を避けるためタイトルは【木造駅舎カタログ】のまま進行いたします。悪しからずご了承ください。

※駅などについては『JR全線全駅』(弘済出版社/1997)、『週刊朝日百科 JR全駅・全車両基地01-60』(朝日新聞出版/2012-2013)他を参照しています。

※鉄道撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいているものです。鉄道を撮影する時は感謝の気持ちを伝えましょう。ありがとうございます。

(写真・文章/住田至朗)