※2022年1月撮影

トップ画像は、内房線保田駅。同じ色の木造駅舎が続いています。浜金谷駅ともソックリな駅舎ですが左側の付加的な部分が横向きです。

国道127号線「内房なぎさライン」、保田駅の手前で珍しく渋滞しました。クランクになっている保田という交差点に信号が2つ連続しているのです。300mほど進むのに15分以上かかりました。後にも先にも「内房なぎさライン」で渋滞した唯一の場所でした。

ADVERTISEMENT

その保田交差点を左折して300mで保田駅。朝から快晴でしたが妖しい雲が湧いてきました。

※2022年1月撮影

この角度からは、大貫駅、浜金谷駅の駅舎とクローンの様にソックリです。保田エリアには寺社が20近くあって驚きました。古くから人が住んでいた歴史を感じます。

※2022年1月撮影

手前側は、待合室になっています。内房線、人気(にんき ではありません ひとけ です)のない駅が続きましたが、保田駅には利用者さんが10人ほどいらっしゃいました。

※2022年1月撮影

北側から。左の大きな看板は、鋸南(きょなん)町の観光案内です。浮世絵師・菱川師宣が保田の出身とは知りませんでした。挿絵だった浮世絵版画を鑑賞に堪える1枚の絵画作品に高めた浮世絵師の祖と言われるのが菱川師宣です。

※2022年1月撮影

駅前広場の右奥(南側)に保田駅前観光案内所があります。

※2022年1月撮影

これが観光案内所。右には菱川師宣の代表作「見かえり美人図」。

※2022年1月撮影

駅舎正面。待合室に人影が見えます。

※2022年1月撮影

出入口。駅名板に水仙が描かれています。改札口にはICカードSuicaの簡易改札機。有人駅です。待合室には、コの字型の作り付け木製ベンチに白い水仙がたくさん飾られていました。

※2022年1月撮影

構内跨線橋でホームに行きました。跨線橋からは浜金谷駅との間にある鋸山が壁の様にそびえているのが見えます。内房線は鋸山をトンネルで抜けてきました。南側にも浅間山(163m)などがあって保田周辺が保田川によって形成された貴重な平地であることが分かります。

駅前。正面の道が左にカーブして国道127号線に繋がります。

※2022年1月撮影

※タイトルは『木造駅舎』となっていますが、厳密に「構造として木造建築」の駅舎だけをとりあげているワケではございません。あくまでも筆者が気に入った駅舎を恣意的に選ばせていただいています。外観が明らかに木造建築と異なる場合でも、煩雑を避けるためタイトルは【木造駅舎カタログ】のまま進行いたします。悪しからずご了承ください。

※駅などについては『JR全線全駅』(弘済出版社/1997)、『週刊朝日百科 JR全駅・全車両基地01-60』(朝日新聞出版/2012-2013)他を参照しています。

※鉄道撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいているものです。鉄道を撮影する時は感謝の気持ちを伝えましょう。ありがとうございます。

(写真・文章/住田至朗)