新幹線よりもプロ野球や観光!? 7社局14路線の直通ネットワークにあえて乗らない気持ちを察する

2022.01.31

相模鉄道、東急電鉄、東京地下鉄、埼玉高速鉄道、東武鉄道、西武鉄道、東京都交通局の7社局14路線を結ぶ、埼玉・東京・神奈川の直通路線網が、いよいよ2023年3月にできあがる。

これを記す千葉在住者にとっては、まさに「想像しがたい直通ネットワーク」。「すごい」「信じられない」「あこがれる」というTwitterの声もある。

とくに京成線 京成津田沼より南の千葉県民にとっては、東京へ直通する私鉄すらないし、ましてや神奈川県の私鉄と相互直通運転するなんて、「ありえない」というレベル。

メトロ東西線や都営新宿線、JR横須賀線・総武線快速はあるけど……。

―――そんな大注目の7社局14路線を結ぶコア区間、相鉄・東急直通線は、新横浜を境に、都心寄りが東急新横浜線、相鉄寄りが相鉄新横浜線と分け、その名のとおり東急と相鉄で分けて保有・運行する。

1月の公表時点で気になる話題のひとつに、「新横浜駅で折り返す列車はどれだ?」という話題。

それは前回の話↓↓↓をチェックしてもらうとして、もうひとつは、「西武鉄道は相鉄・東急直通線(東急新横浜線・相鉄新横浜線)に直通しない」という話題も気になる。

◆相鉄・東急直通線 新横浜駅で折り返し、相鉄新横浜線へ直通しない列車は
https://tetsudo-ch.com/12146178.html

新幹線よりもプロ野球や観光!?

所沢などの西武池袋線沿線の駅から、乗り換えることなく電車1本で新横浜へ行けて、新幹線にすぐに乗れるという直通メリットもあったかもしれない。でも、西武鉄道はそれを現状では選ばなかった。

「選ぶ」という主観的な判断だけではないかもしれない。いろいろな都合で、「今回は西武は直通を諦めた」かもしれない。

利用者視点でみても、「新横浜駅よりも既存の横浜駅への直通ルートを確保」のほうが「ありかも」とも思う。

西武鉄道沿線には、同社がもつ埼玉西武ライオンズの本拠地 ベルーナドーム(メットライフドーム)がある西武球場前駅や、ムーミンバレーパークがある飯能駅、秩父鉄道へとつながる西武秩父駅、西武園ゆうえんち、小江戸川越……といろいろある。

横浜は、横浜DeNAベイスターズの本拠地 横浜スタジアムが日本大通り駅にあるし、平日も週末も日帰りグルメ旅でにぎわう元町・中華街駅や、そのまわりには大学もいろいろ点在する。

こうしたみなとみらい線沿線との直通バリューと、新横浜での新幹線アクセスなどといろいろ検討して、「これまで通りの横浜みなとみらい線とつながってていい」という気持ちもあったんじゃないか。

西武線沿線から新幹線へアクセスする場合は、高田馬場でメトロ東西線で大手町から歩いて東京駅や、池袋から丸ノ内線で東京駅、有楽町線直通電車で有楽町駅から徒歩で東京駅といういつものルートがある。

有楽町線直通電車で有楽町から歩いて東京駅というのは、「あまりない」と感じる人もいるかもしれないけど、新幹線ホームの下にある八重洲地下街から、地上へ出ず地下道を通ってメトロ有楽町線改札口までアクセスできる“ダンジョンルート”もある。

―――それにしても、7社局14路線という直通ネットワークは、すごい。千葉県民にとっては「ありえない」「ちょっとよくわからない」と感じるほど、“鉄道ビッグバン”な話。開業したら乗ってみたい。


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