東急大井町線「各駅停車用」6020系報道公開 最初の編成は7月2日デビュー
東急電鉄は20日、横浜市緑区の長津田検車区で、大井町線各駅停車用の「6020系」を報道公開しました。
同形式は大井町線急行の増発を目的として2018年に登場。田園都市線の2020系と同じ笑顔のような前面が特徴的なデザインで、大井町線のラインカラーであるオレンジの帯を車両の前面・側面に施しています。
このたび公開された6020系は、既存の急行用より2両分短い5両編成。同線で活躍する9000系・9020系は、この5両編成の6020系により全て置き換えられ、一部は西武鉄道へ渡る計画です。
【参考】西武「サステナ車両」は東急9000系と小田急8000形!第1編成は2024年度運行開始
https://tetsudo-ch.com/12911812.html
7両編成との外観上の違いは、(両数を除けば)ありません。急行用の編成と区別しやすくするため、車両前面に「5CARS」のステッカーを掲出し、ドア横を青色のステッカーで装飾しています。


また、7月2日から営業運転を開始する最初の5両編成では、大井町線の乗務員がデザインしたという記念ヘッドマークステッカーを掲出します。掲出期限は今年の12月頃まで。

車内は既存の6020系同様、快適性を高めるため空気清浄機を設置しており、座席は背もたれの高いハイバック仕様を採用しています。ドア上のデジタルサイネージは多言語対応で、ニュース・天気予報など充実した情報サービスを提供します。ドア横の手すりやつり革の形状が既存の6020系と異なるものの、客室設備や内装に大きな変更はありません。




東急電鉄は今後、2027年ごろまでに5両編成の6020系を18編成(計90両)順次導入する計画です。
記事:一橋正浩
【関連リンク】