キハ261系5000番台「ラベンダー編成」(写真:根室市)

2022年3月29日(火)、花咲線でキハ261系5000番台「ラベンダー編成」の試運転が行われた。

花咲線は根室本線の東側、釧路駅~根室駅間(135.4キロ)の愛称。有人駅は「釧路駅」「厚岸駅」「根室駅」のみのローカル線で、2021年には全通100周年を迎えた。

日本最東端の鉄道駅「東根室駅」を有する観光路線としても知られており、厚岸湾や別寒辺牛湿原、落石海岸など、風光明媚な景色が続く。特急列車は現在乗り入れていない。

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根室市役所のFacebookに、”根室市はJR北海道と共同で“地球探索鉄道花咲線”の利用促進に向け、「令和3年度花咲線利用可能性調査業務」を実施し、繁忙期における2両編成の増結運行や特急車両による臨時便の運行実証を行っています。”との記載がある通り、今回の「ラベンダー編成」試運転は利用可能性調査の一環として行われたもの。

キハ261系5000番台は「多目的特急」。落ち着いた雰囲気のラウンジも整備されており、観光目的にも活用できる。根室市は今後、今回の調査結果をもって今夏以降の特別ツアーなどの誘致につなげていきたいとする。

根室駅に停車する「ラベンダー編成」(写真:根室市)