根岸線 貨物列車の足音、東急東横線 桜木町駅の名残…老舗の熱々そばをオープン空間でちょっと人目を気にせずに♪
ちょっとだけ人目を気にしなければ、なんて最高なごはん時間なんだ―――。
ここは、神奈川県横浜市。
ことし日本に鉄道が開業して150年をむかえるということで、あちこちでイベントや限定グッズが販売されているなか、「ここから日本の鉄道が始まった」といっても許してくれそうな地―――桜木町。
この桜木町駅にある老舗 駅そば店が、川村屋。
駅そば通や、鉄道好きには知られた老舗で、創業はなんと1900(明治33)年。
その歴史や経緯は、ネット上にいろいろ紹介されているから、いろいろ検索してみてもらうことにして、ここでは2022年5月初旬の時点の発見を。
なんと、店の外にテーブルが出現していた!
平日13時過ぎの店内は、パシフィコ横浜や横浜港湾地区などを行き来する人たちで混み合い、店内の席はほぼ埋まっている。
どうしよう……と思ったら、店の外に立食テーブルが!
こ、これは便利。しかも雨が降ってなかったり、日差しが強くない日、とくにこの春の過ごしやすい時期は、熱いそばを駅前のオープンな空間でいただけるのは、最高だ。
駅前を行き交う人たちの人目を気にしなければ、涼しい風にあたりながら、電車の足音、発車メロディを聞きながら、熱々のそばを、やれる。
つゆは、とっても優しい塩加減。ねぎがドサッとのって、「かけそばでもよかったな」って思うぐらい。
しかも、電車どころか、貨物列車をみながら、熱々そばをやれる。
たとえばこの日は、ENEOS根岸製油所から出てきた車扱いタンク貨物列車が、東海道線支線 高島線へ入ろうと、分岐をわたるためか、きききききき……とブレーキのすれる音も聞きながら、そばをやれる。
しかも、このテーブルのすぐ近くには、東急東横線 桜木町駅の名残のひとつ、橋脚などもある。
―――いいなあ。最高かよ。そんなちょっとだけ幸せ感にひたれる川村屋へ、パシフィコ横浜や横浜スタジアムの帰りにでも、寄ってみて。