1872(明治5)年、新橋と横浜の間に、日本初の鉄道が開通してからことしで150年。

千葉県で初めて鉄道が開通したのは、その22年後の1894(明治27)年で、千葉県は鉄道の後進県といわれた。

そんな千葉県のJR線をつかさどるJR東日本 千葉支社が、「内房線 蘇我~姉ケ崎駅間 開業110周年記念 あの時代をもう一度 房総西線客車列車の旅」という旅行企画を打ち出した。

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その詳細内容は、別記事で出てきたり、検索するといろいろ出てくるってことで、ここでは内房線が開通したころや、房総を一周する急行があった時代を。

明治期、千葉に鉄道を建設しようと立ち上がったのは、武総鉄道と総州鉄道の2団体。

まずは現在の総武線 市川~佐倉が1894(明治27)年に開業し、都心側と銚子方の両方で線路を伸ばしていった。

いっぽう房総半島側では、房総鉄道が現在の外房線を、成田鉄道が佐原へ線路を伸ばし、我孫子~成田の線路も敷いた。

遅れたのは、内房線。現在の内房線は、1912(明治45・大正元)年に内閣鉄道院が蘇我~木更津を開通。当時は木更津線と読んでいた。

そして、今回の「内房線 蘇我~姉ケ崎駅間 開業110周年記念 あの時代をもう一度 房総西線客車列車の旅」の舞台、館山(旧 安房北條)へは、1919(大正8)年に開通した。

現在のように、房総半島の海沿いをぐるっと線路で結ぶルートができあがったのは、1929(昭和4)年のこと。

そして、新宿→(勝浦まわり)→安房鴨川→(木更津まわり)→両国・新宿といった、房総半島ぐるり一周する急行 みさき や、その逆周りを行く急行 なぎさ なんていう、いまでは想像できないような壮大な定期列車も登場する……。

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◆内房線 木更津の北側にある朽ちた線路とソーラーパネル
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