「制限なし」のGWも終わり、ビッグニュースが次から次へと飛び出した鉄道業界。今週特に注目を集めた話題をピックアップする。まずは都営三田線の新型「6500形」の話題からチェックしていこう。

6500形は都営三田線で初の8両編成。最初の1編成は2022年5月14日(土)にデビューした。当日は西高島平~白金高輪駅間で運行、今後は運行範囲を東急目黒線日吉駅まで拡大する。

従来の主力車両6300形と比較し、2両増えたことで1編成の定員もおよそ300人増の1172人に。2022年度末までに順次13編成を導入し、混雑緩和を図る。

東北新幹線が通常ダイヤに

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2022年5月13日(金)から、東北新幹線が通常ダイヤでの運転を再開した。3月16日(水)深夜に発生した福島県沖地震から約2か月ぶり。

4月14日(木)の全線運転再開後は、本数を8~9割ほどにおさえ、郡山~一ノ関駅間では徐行運転を行っていた。通常ダイヤ復帰後も引き続き減速する区間はあるものの、到着時刻等への影響はない。

陸羽西線は2年運休

長期間の運休に入った路線もある。JR陸羽西線は2022年5月14日(土)から約2年の眠りにつく。並行する高屋道路の「(仮称)高屋トンネル」工事に伴うもので、期間中は代行バスが走る。

鉄道開業150年企画の目玉企画も

その他にも、今週はJR東日本の発表した「鉄道開業150年」記念企画が注目を集めた。中でも200系新幹線カラーをE2系で再現する企画や、JR東日本全線と私鉄7社の路線が3日間乗り放題になる「JR東日本パス」が特に話題になっている。

車両関係の動きでは、冒頭に記した三田線6500形デビューのほか、岡山・備後エリアの227系デザイン、EF66 27号機の定期運用終了、西武の「サステナ車両」導入といった重大発表が続いた。