※2022年5月撮影

トップ画像は、上野恩賜公園入口。

不忍池南東の角に「生誕」の像があります。

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※2022年5月撮影

1964年(昭和39年)の東京オリンピック時に上野恩賜公園入口(トップ画像)に設置されました。現在の公園入口とは場所など微妙に異なっていると思われます。

「生誕」像は、上野中央通り地下駐車場整備などにともなって撤去され、再び東京でのオリンピック・パラリンピック競技大会を迎えるにあたって2020年夏にこの場所に昭和と令和の東京大会の象徴として設置されました。像の作者は、谷中に朝倉彫塑館がある朝倉文夫さん(1883-1964)。

「生誕」像の南に「台東区立下町風俗資料館」があります。趣味的には、ゆっくり拝観したかったのですが、限られた時間内(日暮れまで)に撮影をすることが優先なので諦めました。

※2022年5月撮影

そのまま不忍池の南側を西に進みます。水面から巻いて出ているのは、蓮の若い葉です。これから蓮は優美な花の時期を迎えるのです。

※2022年5月撮影

先史時代、不忍池は武蔵野台地の東端、上野台と本郷台に挟まれた入り江でした。その後海岸線が後退し池になったと考えられています。江戸時代以前は沼地でした。

※2022年5月撮影

誰がいつ蓮を不忍池に植えたのかは不明です。戦時中は食料事情で水田になっていましたが、終戦後蓮池として再生されました。

見わたす限り蓮です。早暁に開花する音を聞いてみたい。でも三浦半島の自宅から2時間以上かかるので上野辺りで一泊しないと無理ですね。

※2022年5月撮影

不忍通りに出て西に向かいます。上野恩賜公園野外ステージがあります。

※2022年5月撮影

次回は「旧岩崎邸庭園」を散歩します。

(写真・文/住田至朗)

※駅構内などは京成電鉄さんの許可をいただいて撮影しています。

※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。