8500系を置き換えるかたちで、総合車両製作所(J-TREC)横浜事業所・新津事業所で製造されたJR東日本 E235系ベースの東急電鉄 2020系が出そろった。

5月下旬には、新津事業所から出てきた2020系2150編成が遠く新潟から上越線などを伝って、東急電鉄の線路とつながっている長津田へと送られた。これがおそらく最終編成。

八王子から長津田へ送るときは、小分けにして東急側へ渡すためか、2150編成 渋谷方4両がぽつんと待たされている光景もあった。

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中央線・横浜線・八高線をはじめ、南武線経由の貨物列車も発着するここ八王子駅は、線路配置が複雑。

2020系2150編成 渋谷方4両が長津田搬入を待っていたエリアは、八王子駅の最も南側にある非電化の留置線。

ここから長津田までは、八王子駅の最も北側で常駐しているDD200形電気式ディーゼル機関車(愛知機関区所属)に引かれて行く。

八王子の架線なし留置線を抜け、長津田へと行くときは、最も北側にいるDD200が中央線の本線を横切り、最も南側で待つ東急2020系を引き出し、機関車の前後を付け替える機回しで、DD200を長津田側につけて八王子を出ていく。

東急2020系がこれですべてが出そろったということで、八王子駅最も南側の架線なし留置線に2020系の姿があるシーンも、これでもう見納めか。

◆「2020系」1編成導入、「Qシート」も他路線展開を検討 東急2022年度設備投資計画
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