列車遅延や荷役作業支障…鉄道業界へも影響が波及したKDDI通信障害、その原因と対処

2022.07.07

7月2日1時35分ごろから7月4日15時まで続いた、KDDIの大規模通信障害。

au携帯電話、UQ mobile携帯電話、povo、au回線利用事業者の通信、ホームプラス電話、ホーム電話、auフェムトセル、SMS送受信の音声通話・データ通信がつながらないなどのトラブルで、鉄道事業者も影響を受けた。

JR貨物も今回のKDDIの大規模通信障害で影響を受けた一社。KDDIの回線を使用している貨物情報システムへの障害が発生し、各駅での荷役作業に支障をきたし、貨物列車は7月3日時点で32本が遅延したという。

KDDIは、今回の通信障害の原因について、「7月2日未明の設備障害によりVoLTE交換機でトラフィックの輻輳(ふくそう)が生じた」と伝えている。

「輻輳とは、さまざまな物が1か所に集中する状態を指します。通信分野では、インターネット回線や電話回線にアクセスが集中することを輻輳と呼びます。

インターネット回線や電話回線で輻輳が発生すると、通信速度が低下する、あるいは通信システムそのものがダウンするといった弊害が生じます」(NTTコミュニケーションズ)

想定外の“データ渋滞”で起きた今回の大規模通信障害。KDDIは今回の通信障害に対し、VoLTE交換機の負荷低減対処、加入者DBの負荷低減、データ不一致修正対処、VoLTE交換機の切り離しなどを施し復旧させたという。

(画像は貨物列車イメージ)


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