【私鉄に乗ろう 69】広島電鉄 横川線 その1(13)

トップ画像は、1958年(昭和33年)に3両作られた850形電車。ナニワ工機製。市内線から宮島線との直通運転用に高速性能が強化されたタイプです。しかしブレーキ性能は従来通りで後輩達が登場したことで市内線専用になって1971年(昭和46年)350形に改称・改番されました。350形353。広電では唯一の間接非自動制御車両で運転士養成の教習・試験車両に使われています。パンタグラフが目立ちます。

十日市町停留場。本線は右に折れてゆきます。横川駅方面はそのまま直進します。

横川駅方面の十日市町停留場。

駅名標。本線の本川町が記載されています。

400mで寺町停留場。横川線が開通した1917年(大正6年)に開業しました。当時は西の小路停留場で細い公道とは別の専用軌道を走って居たようです。

駅名標。寺院の裏手を通っていたので寺町裏停留場と改称されました。1938年(昭和13年)都市計画道路の建設によって現在の併用軌道化され、1965年(昭和40年)には現在の寺町停留場に改称されています。たしかに次の別院前停留場にかけて横川線の東側には「真光寺」「真行寺」「常光寺」「元成寺」「光円寺」「正善坊」「徳応寺」「圓龍寺」「善正寺」「光福寺」「浄満寺」「本願寺広島別院」「教順寺」「実相寺」と14もの寺が集まっています。

400mで別院前停留場。1917年(大正6年)横川線開通時に横川橋停留場として開業。

駅名標。大正末期に別院前停留場と称される様になった様です。

新横川橋を渡ります。

300mで横川一丁目停留場。正面にはJR山陽本線・可部線横川駅が見えています。1917年(大正6年)開業。最初は光隆寺前停留場でしたが1938年(昭和13年)横川一丁目停留場に改称されました。

シザーズ・クロッシング。

江波から22分で横川駅停留場に到着です。9:17。

この後、すぐに9:23発の7号線広電本社前行に乗って本通停留場まで戻りました。そしていったん広電から離れ、アストラムライン(広島高速交通広島新交通1号線)で広域公園を往復して、再び本通停留場から3号広島港行に乗ります。

【私鉄に乗ろう 69】広島電鉄 宇品線 その1(14) に続きます。

(写真・記事/住田至朗)