※2022年6月撮影

トップ画像は、京成酒々井駅【駅ぶら】で散歩中。京成線沿いの道から上り電車、特急京成上野行。

大佐倉駅からの前面展望で紹介した最初の公道踏切。車窓からも「酒々井揚水機場」が見えます。(黄色い矢印)

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※2022年6月撮影

前日ウロウロした「本佐倉城跡」が左の方に見えます。

※2022年6月撮影

方向的には南西に向かって歩いています。正面は「本佐倉城跡」の東山。

※2022年6月撮影

左側に看板が見えました。「カンカンムロ横穴群」です。

※2022年6月撮影

看板に近づきます。廃棄されたらしき風呂桶などに無闇に水が溜まっていて、この日は大丈夫でしたが、蚊の猛攻を受けそうです。

※2022年6月撮影

看板。背後上方に横穴があるはずですが、木々で何も見えません。

※2022年6月撮影

看板アップ。

※2022年6月撮影

内容を写します。上の器は「新堀カンカンムロ1号横穴出土の銅椀 口径13cm」。

「酒々井町指定史跡 カンカンムロ横穴群〈中略〉

新堀地区厳島山の北西部、大佐倉方面に向かって半島状に張り出した台地の雑木や篠やぶに覆われた中腹の急斜面にこの横穴群があり、土崩れで埋まったものを含めて7個の横穴がある。通称「カンカンムロ」あるいは「厳島の隠れ里」と呼ばれて椀貸し伝説によって知られていた。

昭和22年、國學院大學小出義治氏によって1号横穴が発掘調査された。その報告によると出土遺物は勾玉、直刀、青銅椀、須恵器、人骨などであり、築造年代は7世紀後半か8世紀初頭であろうとのことである。現存する当町唯一の横穴群として町の史跡の指定を受けている。

平成2年3月 酒々井町教育委員会」

7世紀末と言えば日本では持統天皇が都を藤原京に移した頃。8世紀初頭には、平城京(奈良)に遷都され奈良時代が始めっています。「カンカンムロ」は横穴墓だったのでしょうか。

踏切の方に戻ります。

※2022年6月撮影

大佐倉駅【駅ぶら】での「本佐倉城跡」の時とは逆の方向から京成電車。

※2022年6月撮影

次回は、もう一つの双体道祖神を見に行きます。

(写真・文/住田至朗)

※駅構内などは京成電鉄さんの許可をいただいて撮影しています。

※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。