運輸科の女生徒は少数

岩倉高に話を戻して、運輸科で学ぶ生徒たちについて紹介します。同校は長らく男子校で、2014年度から男女共学になったのですが、運輸科の女生徒は約120人の定員のうち3~4人程度。首都圏の鉄道では、女性の車掌さんが珍しくありませんが、高校入学時から鉄道業界志望する女性はまだ少数のようです。

それでも普通科に入学後、運輸科に編入する道もあるそうなので、本コラムで興味を持った皆さん、よかったら9月からの学校説明会をチェックしてみてください。

鉄道模型部はコンテストに向け作品づくり

部活(クラブ活動)に、鉄道研究部と鉄道模型部の鉄道2部があるのも岩倉高だから。コロナ渦では授業はリモート、部活も制限されましたが、両部の部員はオンラインで情報交換しながら鉄道の研究や模型製作に取り組んだそうです。

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ここでイベントのご案内。岩倉高鉄道模型部も参加する「鉄道模型コンテスト」が2022年8月19日から3日間、東京・新宿の新宿住友ビル三角広場で開かれます。鉄道模型、それから本物の鉄道でも、興味をお持ちの方は開催情報をチェックしてみてください。

ツアーを締めくくる鉄道模型の運転体験。JRや私鉄のフル編成Nゲージ模型が並びます

東武グループと台東区がタイアップした鉄道ツアーも

「親子で社会見学」のレポートは以上ですが、前編でツアーの企画協力として紹介した台東区観光課から追加情報が寄せられたのでご案内しましょう。

台東区とクラツーは、2021年11月に観光連携協定を締結。鉄道会社とタイアップしたツアーやイベントを企画します。

今回、取り上げたのは東京メトロ版ですが、ほかに東武グループともタイアップ。2022年10月~2023年2月に東武博物館、東京スカイツリー、東武浅草駅の見学をセットした日帰りツアーを実施します。興味をお持ちの方は、台東区のホームページから情報をご確認ください。

記事:上里夏生(写真は全て筆者撮影)