(画像:JR東海グループ・ヒルトン)

東海旅客鉄道・ジェイアール東海不動産・ジェイアール東海ホテルズ(以下JR東海グループ)とヒルトンは、現在ジェイアール東海ホテルズが運営している「ホテルアソシア高山リゾート」をリブランドし、2026年秋に「ヒルトン高山リゾート」として開業することを発表しました。岐阜県では初のヒルトンブランドホテルとなります。

コンセプトは「Art of Mountain Folk」

(画像:JR東海グループ・ヒルトン)

インテリアデザインは、ザ・ペニンシュラ東京など、数多くのホテルや飲食店、オフィスなどを手掛け、国内外で高い評価を受ける橋本夕紀夫デザインスタジオが担当。「Art of Mountain Folk(山の民の芸術)」をコンセプトとし、飛騨高山や北アルプスの自然、そして職人の技からインスピレーションを受けたデザインが、客室や共用部に反映されます。

スイートルームを増やし、ラウンジも新設
今回の改装により、現行のスイートルーム(70平方メートル)に加え、90平方メートルのスイートルームを新設。また、ヒルトンの上級会員などが利用できる「エグゼクティブラウンジ」やフィットネス施設なども導入し、国内外のゲストに対応します。

「ヒルトン高山リゾート」の場所は?

「ヒルトン高山リゾート」は、JR高山駅から約3kmの立地。無料シャトルバスで約8分でアクセスできます。標高640mの丘に佇み、全客室から北アルプスの景色を楽しむことができるロケーションが魅力。雄大な北アルプスと高山の町並みを一望できる大浴場や露天風呂、レストラン、宴会場、ショップなど多彩な施設が揃います。

飛騨高山ってどんなところ?

江戸時代の面影を色濃く残す、高山市三町伝統的建造物群保存地区(画像:Pixta)

飛騨高山と言えば、JR高山駅から徒歩圏内の中心市街地「さんまち通り」の古い町並みが有名。ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで三ツ星に選定されていることもあり、多くの外国人観光客も訪れています。現存する唯一の代官所として知られる「高山陣屋」もこの近く。陣屋前広場で行われる朝市も、宮川沿いの宮川朝市とともに人気です。
また、毎年8月には「飛騨高山市民花火大会」と「飛騨高山手筒花火打上げ」2つの花火大会を開催。多くの人が訪れます。

現在の「ホテルアソシア高山リゾート」は、2026年5月中旬まで営業を継続。その後、改装とブランド変更を経て、秋のグランドオープンに向けた準備が本格化します。
国内はもちろん、訪日外国人旅行者からの人気も高い古都・飛騨高山にヒルトンのフラッグシップブランドが登場することで、観光都市として世界中からさらに注目を集めることになりそうですね。

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