関鉄が100周年記念事業 記念ロゴマークやスタンプラリー、土浦のショッピングモールで特別展も
茨城県の地方鉄道・関東鉄道(関鉄)は2022年9月3日、創立100周年を迎える。前身の一つの鹿島参宮鉄道は、大正年間の1922年に設立。戦後の1965年6月、常総筑波鉄道と合併して関鉄が誕生した。関鉄グループは今後1年間を「100周年イヤー」として、多彩な記念事業を繰り広げる。
創立100周年をアピールするのが記念ロゴマーク。ヘッドマーク状の円形に、筑波山、霞ケ浦、亀城公園(土浦市)、水戸芸術館をデザインした。100の数字の最後の0は、土浦や水戸で大会がある夏の風物詩・花火大会に見立てた。ロゴマークは鉄道、バス共通。
鉄道イベントでは、「常総線×『茨城ごじゃっぺカルテット』コラボスタンプラリー」を開催中。茨城が舞台の人気マンガとのコラボで、常総線主要駅をめぐりキャラクタースタンプを集めると、オリジナル缶バッジなどがもらえる。
ラリー開催にあわせ、「作者描き下ろし!常総線一日フリーきっぷ」を発売。土日曜日と祝日に利用できる。
旅行商品では、グループの関鉄観光が記念バスツアーを特別企画。2022年9~10月に 「美肌の湯で温泉めぐり湯西川温泉(栃木県)」などを催行する。
一般向けには、土浦市のショッピングモール・イオンモール土浦で、2022年9月17~19日に特別展を開催。関鉄100年の歩みを振り返りつつ、かつて竜ヶ崎線で活躍した4号蒸気機関車(SL)の段ボール製実物大模型(全長7.7メートル、高さ3.4メートル)を公開する。
イベントは秋以降も継続。詳細は関鉄ホームページで案内する。
記事:上里夏生